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Scene-Tale~冒険譚の零れ話~  作者: ヒマジン!
3/3

断章・3について

 *はじめに*


 メタ有りなので、そこの所はご了承ください。キャラの頭文字は本編に準じます。



・議題1:未来編についての解説


カ「まあ、まずこれやっとかないとどうしようもないよな。これだが、まず、オレはこの時重婚していて、クズハや桜達とも婚約して子供もいる・・・んだが、日本で重婚って、となるだろう。まず、これは簡単に日本を取り巻く世界情勢の変化が大きいな。まあ、これは仕方がないんだが・・・」


テ「これは余が語る方が良いじゃろうな。余やカイトが使える世界転移の為の術式は、莫大な魔力を持つ余やカイトの為に調整されたものじゃ。じゃが、どう足掻いても、帰還までのソラ達に余やカイト並の戦闘能力を得る事は不可能じゃ。いや、それ以前に未来編の時点でも得ておらんし、それは死ぬまで変わらぬ。それ故に、世界を渡るのなら、こうなるじゃろう。それなりに強ければ、誰でも使える普遍的な術式で、と」


カ「というわけだ。作品終了時の詳しい力量を話すわけにはいかないが、まず一つ言えるのは、オレやティナ以下で終わる、ということだ。まあ、世界最強の存在に比する奴がバカスカと現れるのはどう考えても可怪しいからな。それもたかだか物語の数年ぐらい、多分、おそらくの間に同等に強くなってもあまりに可怪しい」


テ「こればかりはのう。そして、どう足掻いても天桜という存在が公である以上、開発した術式については一定の公開をせねばならぬ。そうせねば、支援なぞ受けられるはずがあるまい。皇国とて国。利益も無いのに支援をしてくれるはずがあるまい。世界を渡るとは言え、所詮は転移術の一種。提出を求められるのは当然じゃ。きちんと時折皇国の監査官が何か術式を隠匿していないか調査に来ておるからのう」


カ「ということはつまり、だ・・・その術式に関する情報は秘匿されているが、不法な手段でなら、その術式を手に入れる事が可能になってしまう。それに流石に皇国にしてもそんな術を単独で所有し続ける事は政治上難しいからな。そして、オレも関われん国になれば、どう足掻いても流出は避けられん」


テ「となれば、こうなるわけよ。どう足掻いても2つの世界に交流が持たれてしまう、と。時折カイトや余が言う天桜の者達には帰ってくれるな、と思っているだろう、というのはそういうわけよ。そんな文化も文明も異なる厄介事を持ち帰られては、世界情勢が大変革してしまうからのう。魔術を秘匿しておる世界と、公然と使える世界。混じり合えば揉めるのは至極当然じゃな」


カ「まあ、一切ガン無視して帰ったわけだが。まあ、把握しているのがオレとティナだけ、という事情があるが。となれば、必然世界体勢は大きく変わる。どの国もまず、魔術という核兵器を超え、されど更にクリーンな力を得ようとするだろう。しかも誰にでも使えるが故に、他国に悟られにくい力だ。欲するのは当たり前だった。エネフィアにしても魔術を使わない科学技術という利益と、世界的に大英雄であるオレ・・・勇者カイトの世界の物品だ。たとえ不法でも手に入れようとする好事家は大量に居る。犯罪を犯す動機は十分だ。現に学園襲撃編ではそれで襲撃されているからな」


テ「でじゃ。そうなれば、お互いの世界は交流を持つ。世界間転移術を使える犯罪者を地球の陰陽師共でそう安々と捕らえられるわけではないからのう。そうなれば、再度魔術についても見直しがなされ、密かに、じゃが婚姻統制に重婚が認められる流れになったわけじゃな。強い子が望まれる前時代的な流れが再来したわけじゃ」


カ「オレ達が日本に居る理由の一つがその犯罪者の取り締まりと、世界間の交流の一貫だな。オレ達も出来る事をしよう、というわけだ。当然だが逆もまた然り、でエネフィアへ渡った犯罪者の取り締まりも必要だ。その総隊長が自由に世界を渡れるオレ、というわけだな。色々な疑問はあるだろうが、そこは胸にしまっておいてくれ。というわけで、次の議題」



・議題2:音楽魔術について


テ「余の出番」


ユ「じゃなくて、私の出番! はぁ・・・全く。私教師なんだよ?」


テ「余は専門家なんじゃが・・・」


ユ「出番頂戴。」


テ「やれやれ・・・」


ユ「というわけで、解説は私。音楽魔術とは、そのまま音楽を用いて魔術的な効果を発動させる魔術の事だね。この特徴は、魔術の行使に実際に音楽を使う、という事。声楽、楽器の演奏、全てで可能だよ」


テ「どれが一番効果が高いというのではないぞ。まあ、魔道具として開発すれば、効果を高める事は出来るがのう」


ユ「そういうこと。かくいう私も、声楽での音楽魔術は得意分野。歌うのも好きだしね。天使の歌声なんて言われたのも懐かしいなー」


カ「オレは目覚めの歌だと思うけどな」


ユ「な、何のことかなー?」


カ「オレが何回お前のダンスで起こされたと思ってるんだ・・・人の上でダンス踊って歌歌いやがって・・・」


ユ「起きないカイトが悪い」


カ「人の休日にやらなけりゃな!狙いすました様に休日にやるだろ!」


テ「脱線しとる脱線しとる」


ユ「おっと・・・それで、最も効果の高い分野は医療分野だね。特に、精神治療に関しては多大な効果が得られるよ」


テ「読者の中にはすでに既知の者も多いじゃろうが、地球でも音楽によるヒーリング効果は認められておる。それを、更に魔術や魔力で高めた物、と思えばよかろう」


ユ「他にも戦意高揚、不安の除去等、様々な分野で効果を発揮してるね。私の学園でも吹奏楽部はきちんとあるよ。実はティナ用以外にも私用の音楽室が公爵邸にあるぐらいだしね」


テ「やろうと思えば、それこそ術式に対するブーストも出来る。まあ、そこまでの音楽を戦場で奏でられるはずは無いがの」


カ「オーケストラでやれば、それこそ低消費の魔力でありながら、大規模な補助術式に匹敵する効果が得られるんだがな」


ユ「そもそも戦場でそんなオーケストラなんて狙ってくださいの的だもんねー」


テ「使い道が無いのう」


カ「オレなら速攻潰しに行くな。簡単に潰せるのに、効果は絶大。狙わない道理が無い」


ユ「私もそうだねー。ティナもそうだろうしね」


テ「じゃろうな。適当に轟音でも作り出してやればそれで十分じゃ」


ユ「ということで、必然治癒関連に関する分野が発展しているね。実は言及されていないけれど、時折ある学園での大きな出来事で学生達の精神に多大なショックが起きた時は、この音楽魔術が使用されているよ。じゃあ、この辺にして、次の議題」



・家族構成について・その2


ゆ「まず、ウチの出番かな」


ソ「おぉう、往年の嫁さん出現・・・」


ゆ「何か問題あんの?」


ソ「いえ、何も・・・」


カ「尻に敷かれてんなー・・・」


ソ「うぐぅ・・・」


ゆ「とりあえず、本編開始時点で、だけど、あの時点でウチには悠二以外にも弟と妹が生まれてるよ。まあ、迷惑掛けたと思うけど、それが無くなったしお父さんの仕事も一段落したらしいからね。まあ、お盛んな事で」


翔「じゃあ、次。すっかり忘れられてた俺・・・なあ、泣いていい?」


ア「あはは。まあ、前回はちょっと量が多かったから、書けなかっただけだよ。たぶんね。あ、瞬と瑞樹は断章・1で出てなかったから、出されなかっただけだよ」


翔「ってことは俺はマジで忘れられてんじゃねえか!うぅ・・・とりあえず、俺は兄貴が一人居る。両親共に健在。変わった事は無し」


瞬「ウチは凛の分も含めてに俺が紹介する。ウチの実家は実は関西で、今は凛と共に二人で寮暮らしだな。実家には親父と母さんが居る。関西の何処なのかは、通達があって伏せろ、だそうだ」


瑞「最後に、私ですわね。私には父母と共に、兄が二人居ますわ。まあ、実はそこまで仲が良いわけでは無いのですが・・・後は、イギリスに従姉妹がいらっしゃいますわね。名門貴族ですわ。桜さんの天道家と同じく、親戚も多いですわね」


さ「じゃあ、ついでに私達神楽坂三姉妹。言うまでもなく、子世代はお姉ちゃん、睦月、私。実家は京都だけど、今は天神市の支社の営業等でお母さんもお父さんもこっち住まいよ。京都におばあちゃんが居るわね。あ、おじいちゃんも健在よ」


カ「まあ、地球面子はこんな所だな」


ア「それじゃあ、これからは僕達エネフィアの住人にしようかな。僕には兄・・・と言うかルキウス兄さんに父さんと母さん、後は妹も居るよ。後、義姉と甥がいるね。」


ルキ「まあ、俺が結婚して、すでに子供も居るからだ。妻は獣人族で、息子はハーフだ」


リ「私は、父はもとより、母、弟が居ます。が、弟は少し武術の腕が弱いです。だからもっと鍛えなさい、と何時も言っているのですが・・・」


ア「瞬が来てからは彼に引っ張られてか、少々口うるさくなってしまっているような気がするなぁ・・・」


リ「そうですか?あ、それと、従兄弟等はかなり多いです。もともと始祖バランタイン様が子沢山であらせられましたので、親戚一同が多いわけですね」


ア「僕の所は逆に子供が少なくて、そんなに親戚は多くないね」


テ「私の所は父と母、それと弟が居ます。まあ、エルフは種族的に女性の族長が居ても可怪しくないので、実は私は次期族長候補だったりしてます。親戚にはすでに既知な所で言えば、冒険者ユニオン・マクスウェル支部の支部長さんが、それに当たります」


ユ「ちなみに、二人共私の教え子だったりするね。じゃあ、ようやく私で良いかな。といっても、私孤児だけど」


カ「作中ですでに言及されていたと思うが、正確には迷い子だな」


ユ「そうだね。まあ、そうであったお陰で、幼馴染としてアウラがいるし、最愛の相棒として、カイトが居てくれるわけだしね」


ク「そこら辺は羨ましくありますね。私は同じく孤児ですが・・・叔父として、現ハイ・エルフの王様が居ます。それに併せて、従兄弟も存在しています。」


ア「おー。じゃあ、次お姉ちゃん。弟がカイト。お婿さんもカイト。おじいちゃんがおじいちゃん。お父さんとお母さんは・・・うん。あの戦いで死んじゃった・・・」


ユ「あの時は悲しかったなー・・・アウラもめっきり落ち込んじゃって、見るのも辛かったよ・・・」


カ「オレとアウラが出会ったのはそんな時だったな・・・ん?」


ユ「あれ?」


ア「おー?」


さ「あの・・・どなたですか?」


ア「カイトのお姉ちゃん」


カ「おい、待て、人の背中に抱きついて首かしげてるバカ姉。何故ここにいる」


ア「カイトに会いたかっただけ」


テ「お主が言うと妙に説得力があるのう・・・む、メモが。ここはどうせやるならメインは一気に全員やっちまうか、だそうじゃ」


ク「そうですか。気まぐれですか・・・では、そのま」


ア「カイト。すぐに呼び出すから」


ク「あ、待ちなさい! ちっ、逃しましたか・・・」


カ「はぁ・・・まあ、これで全員か?」


ユ「たぶんねー」


カ「じゃあ、今回はこの辺にしておくか。では、また次回」

 お読み頂き有難う御座いました。

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