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ペンタハイラント〜5人の救世主〜  作者: 赤麦茶
5人の少年、少女
3/16

ニーク

変わらない戦況の中、

ヴィット国とヴァーラ国が同盟を結ぼうとしていた。

しかし、同盟というのは表向きで、ヴィット国はヴァーラ国を吸収しようとしていた。




少年3人が川の近くで釣った魚を焼いていた。

「やばいっすね、めちゃいい匂いっす。」青色の髪で短髪の少年が言った。

「だろ?この魚皆臭ぇとか言うけど、焼くと美味いしいい匂いなんだよな。」

と、魚を焼きながら言う少年は、上半身裸で鍛え上げられた肉体をしている。

「早く食いたいっす。ヨダレ止まんねえっす。」

「ブルーノ汚ねえぞ、ヨダレ拭け。」

オールバックで3人のリーダーの少年が言う。この少年の名はニークと言う

「ロン。あとどれくらいで焼ける?」

「あと3分程度だと思うぜ。」

「そうか、じゃあちょっと泳いでくる。焼き終わっても全部食うなよ。」

少し睨んだ感じで言う。

「食わねえよ。」ロンが答える。

「いや、お前じゃねぇ。ブルーノ!さっさとヨダレ拭け!あと、食うなよ!残せよ!」ニークが大きい声で言う。

「食わないっすよ。絶対食わないっすよ。僕のヨダレに誓います。」ブルーノが言う。

「バカ、ヨダレに誓うな!汚ねえ。」

と言って川へ入った。

5分後。

「この魚超うまいっすね。」

「今日のは当たりだな。」

「よっ、ちゃんと残してるか?」

「あっ…は、半分残ってるっすよ。」

「食いかけじゃねぇか!」

ニークがブルーノを殴る。

その時だった。

笑っていた3人の表情が急変した。

そして、全員水浸しになった。


ざざざざ

[隊長、生物反応が残っています。ミサイルは生物には当たらず近くの川に命中したようです。どうぞ。]

ざざざざざ

[もう弾は撃つなよ!勿体無い。ワシ自ら確認しに行く。]

飛び交う無線。


ニーク、ブルーノ、ロンのすぐ後ろの川にミサイルが落ちた。

それによって川の水が飛び上がり、3人にかかった。

ーこの状況どうしたらいいんだ…

悩むニーク。

「うわぁぁぁぁ。やばいっすよ。早く逃げましょう。」と混乱するブルーノ。

「ミサイルが次、弾を撃つまで5分程度だ。その間に逃げられるのか?」

と諦めかけたロン。

「ロン。それは正確な情報か?」

とニークが問うと。

「あぁ正確さ、2ヶ月前まで親父は軍人だった。死ぬまでな。」

とロンが答える。

「僕逃げますよ?怖いっすよ。死んじゃいますよ。」

「待て!この近くに洞窟はないか?そこに行けば間に合うだろう。」

ガサッガサッ。何かの足音。

しかし、3人は後ろに立たれるまで気づかなかった。


「貴様ら…何もんだあ?」


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