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早すぎる開戦

ここはヴィット帝国の軍事基地。

強力な戦士を全世界に集めて戦力をさらに強化していた。


遥か東からは5人の忍。

それだけでも充分他の3国を圧倒できる戦力だと思うのだが、なんと海の守護神と呼ばれるポセイドンまでもが戦力になっていた。


白い髪に白く長い髭がある50から60くらいの年齢の老兵。

それがポセイドン。

「ここよりも北西の方か…海の近くに大きな建物がある。そこに強い力を感じる。」

「北西…クスト国か!何か企んでるのかもしれんなぁ。ポセイドンさん蹴散らせられますか?」

ヴィット帝国の王、ルルは全ての人に命令口調。

しかしポセイドンには敬語を使っていた。





クスト港。

レンに言われた通り若手は修行し、ベテラン中堅は作戦をたてたり、敵の調査をしている。

このピース騎士団は役1000人。

その中で若手は800人、中堅180人、ベテラン20人程度である。

「ん?あの大群はなんだ?」

港にある灯台から3人で敵が来ないかを監視している。

その1人が言った。

「どうした?」

「いやぁ、向こうから大勢がこっちに来るんだよ。」

「あっ、海からも来てるぞ。」

大きく黒い船がこちらへ向かってくる。

「旗?」

1人が双眼鏡で見る。

「あっあれは…」

そして声をあげて言った。

「みんなー!敵だー!逃げろー!」

船についている国旗はヴィット帝国のもの。

この港にヴィット帝国がやって来た。

「なんだって!?くそっ。ルルめやはり頭の回転が早い。」

そう言うのは5年前までヴィット国で王として君臨していたが現王のルルに敗れたプール。

「今残っているのはほとんど若手だ。おい!相手の数はわかるか!」

レンが灯台の見張りに向かって叫ぶ。

「3000程だと思います。」

「3倍以上か…大丈夫だ。俺たちは勝てる。」



大きな船がクスト港についた。

「ここに何かがいるのか?随分小さな港じゃのう。」

船の上からそう言うのはサンダーのダンゾウ。

「兄貴。気をつけたほうがよい。何があるかわからんぞ。」

サンゾウが言う。

そして船から全員が出てきた時。

「なんだ?これは霧か?」

ダンゾウの前を霧が覆い先が全く見えない。

大きな足音が聞こえてきた。

「敵だぁぁぁ!皆構えよ!」

サンゾウが叫んだ。

しかし、3000人のヴィット軍は何も見えていないので何が起こっているかもわからない。

そしてたくさんの断末魔が聞こえる。

「おい!敵は何人だ!倒せ!倒せぇ!」

ダンゾウが叫ぶとその声に向かって来るものがいた。

ビリッビリッ。

「第一部隊今すぐ逃げろ!霧からでるんだ!」

叫ぶレンの声。

その瞬間。

霧の中に大きな雷が落ちた。


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