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レン・フェンダー

「俺は未来を見通せる者だ。悪魔神。貴様を消すために来た!」

と叫ぶ長いクリーム色のマントをし、背中に大剣を背負い、頭に赤色のバンダナ

をつけた男が言う。


『未来を見通せるのか。あの爆発を止めたから確かにそうかもしれんな。じゃあお前の最期も見えているだろ?死ぬ未来を。フハハハ。』

バカにして笑う悪魔神。

その姿は真っ黒で赤く不気味に光る目は闇そのものだった。

大きさは二階建ての建物ほどある。


「あぁ見えてるさ………お前の最期がな!」

そう言うと男は大剣を抜き、悪魔神に斬りかかった。


そして二つの斬撃放つ。

『こんなもの効かんわ。』

と言うと、悪魔神は軽くデコピンではじいた。

ー あれを小指ではじくだと!?

しかし、目の前に男はいない。

『どこだ、どこに行った。』

焦る悪魔神しかし口元はニヤリとしている。

「ここだー!」

悪魔神の後ろに男はいた。

『な、なんだとワシの背後をとるとは。』

そう言うと自分の胸の前を殴る悪魔神。

しかし何も無く空振りする。

男は悪魔神の足元に居た。

ー アイツ俺の先を読んでた!?そんなハズないが…


先程何が起こっていたのかと言うと、男は放った斬撃に隠れて悪魔神の後ろに回り残像を残して、大きな足の間を抜けて、地に足をつけ再び飛び上がり、体を斬ろうとしたのだ。

しかし、悪魔神が胸の前を殴る事でそれができなかった。

悪魔神と間合いをとる男。

『おっと、先を読みすぎたようだな。』

笑いながら言う悪魔神。

「お前も未来が見えるのか?』

剣を構えながら聞く男。

『未来は見えない。ワシはただ先が読めるだけだ。』

鼻をほじりながら説明する悪魔神。

「なめやがって!」

そう言うと悪魔神に再び斬りかかるが少し考えてしまったために動きが鈍かった。

それを蹴り飛ばす悪魔神。

「ぐわぁ」

ただ一発蹴られただけなのに1キロ程飛ばされる。

ー 俺はコイツに勝てるのか?いや、経過はわからないが、確実に俺の前に死ぬ悪魔神が見えてるんだ。負けるはずはない。

悪魔神は遅いので男のスピードについてはいけないが、それを読みが上回っていだ。

ー どう攻めたらいいんだ…悩む男。

『ほら、どうした?かかってこいよ。未来が見えるんだろう?ワシを倒す未来が。ワハハハハ。」

男をバカにする悪魔神。

男は10個の残像を作る。

『ほう。面白いな。」

10人の男は飛び上がり悪魔を囲む。

ー 残像はそのまま残る。落下し始めるのが本物。

すると1つの残像が少し下に動いた。

それを見逃さない悪魔神。

悪魔神の斜め左側にいる男を勢いよく殴る。

ー なにっ!?感触がない。

悪魔神の足元に隠れていた男は飛び上がり悪魔神の右にいた。

そして斬りかかる。

悪魔は右腕で防ぐ事しかできなかった。

男の大剣は悪魔神の腕に触れた途端、赤、青、黄色、ピンク、紫の五つに光り虹の様だった。

その剣は悪魔神の腕を斬りながら溶かした。

『ワシの腕が…!?』

なんとか左手で男を振り払う。

しかし青い血が垂れる。

ー 今のは何だったんだ!?

『貴様!名乗れ!ワシの血を出させた者は初めてだ。名を覚え墓を作ってやる。』

冷静でありながら少しの焦りが見える悪魔神。

「俺をバカにするからそうなるんだ。俺はレン。レン・フェンダー。」

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