妄想デート?
おかしいな
まじで恋愛要素なくなってきちゃったぞ
「右が受け。」
「ですよね~。あっ、あれは?」
「んん?リバでしょ、リバ!」
「はああ。リバ!そうですね、あれはリバいけそう。萌える~」
36歳の魔法使いと、それよりちょっとお姉さんの腐婦人。
今日は二人で街の見回りです。
生徒が外でいかがわしいことしていないように・・・というか、してたら見学したり、助言したりです。
そして当然、腐った二人は、別にゲイカプでも何でもないであろう男性2人組を使って妄想中です。
絶対、いくつかはガチだと思いたい。
「やべ、オレ金もってねえ。」
「いいべ。身体で返してくれよ。」
「なんだよう!こんくらい奢ってくれよ。な?」
「こんくらいっとかいうな。」
「そういうなって、オレとオマエの仲ジャン」
く~!!!!普通に、缶ジュース代金のハナシしているだけなんだけど、そしてノンケにはどうってことない冗談の会話なんだけど、腐った脳にはこの会話は美味しすぎる。
隣で理科のセンセも身悶えてますよ。
目線があったらキラッキラッしてました。
多分、私の目もキラキラです。
目で会話しちゃったよ。
「はあああ。幸せです。これまでは一人孤独な妄想タイムでしたが、遠藤先生のおかげで楽しさ倍増。」
「倍増ってことはそもそも楽しかったんですね。」
「そりゃあもう。学園の中でも楽しいですが、外には学園にはいないタイプがいっぱいいるし、高校生同士じゃないっていうのも新鮮です。ほら、BLじゃなくてML?こっちも楽しいですもんね。」
そう、外には酔った同僚と肩を組むサラリーマンとかいるしね。
あと、高校生にはない色気のある腰つきの若い二人組とか・・たまらん。
「ああ、学園でも先生同士でやったらいいんですよ。校長もイケメンだし、そもそも谷野センセも結構いけてますしねええ。」
「でも、僕でそういうの妄想しなかったでしょ?なんでかなあ・・・僕、もちろんオトコにももてないけど、女性にももてないんですよね・・・ヲタクってバレバレですかね?」
谷野センセは36歳の理科教師。年齢イコール彼氏も彼女もいない歴。
それなりにイケテるのに・・・
ヲタクっぽさもさほど、ないですよ?
きも~ち、オネエっぽいかなあ・・・
改めて眺めて、気がついた。
「センセにはなんていうか色気がないんですよ。恋愛いらないって感じ。」
「ああ~確かに、僕、見てるだけで満足なんですよね。それがダダモレなのかも。それに今更、趣味も変えられないしなあ。」
思い出しちゃった、あの部屋。
あれは彼女できたら引くわね。
というかあれでゲイじゃないって言われてもちょっと信憑性に欠ける。
「ゲイでもいいんですか?」
「まあ、惚れてしまえば、と思ってますけど、今のところ、自分で妄想したことないんで、男性は恋愛対象ではないと思います。女性なら少しはいいなあって思うことあるんで。」
てへへっと笑う36歳。かわいい・・・
でも、なぜかこれを受けで想像しにくい。責め?ん?それもなあ。
どっちかっていうとワンコ?女王様のワンコかな。
あっでも、豹変系もいいかも。一見ワンコだけど、エス。みたいな。
「センセ、いけそうですよ?SMでセンセで妄想できそうです。相手は教頭でいいですか?!」
「え~・・・僕、体育の斉藤先生がいいです。あっでも斉藤先生には柔道部の後輩が県内他校のコーチでいるんですよねえ。あのカプの邪魔はできないなああ。斉藤先生には僕みたいなもやしは似合わないし・・・」
柔道部、剣道部、空手部、アメフト部と谷野センセは必ず、試合を見に行くそうです。
筋肉好きなんですねえ。




