表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/43

女神との対話

目が覚めるとそこは真っ暗な空間だった。

目を開けても閉じても広がるのは変わらぬ真っ暗闇。


どこからか小さな声が聞こえる。


「〇〇……あなたはこれから今とは違う生を受けます」


はいはい……よくあるラノベ展開ね。

転生ものは休憩時間によく読んだっけな〜。


「……そこでは、文明レベルは中世ヨーロッパ……。

……。……人間と呼ばれるヒューマンや……。

……魔王などが居ます」


説明が異様に長い……。

ハッキリ言ってどうでもいい。

魔王を倒す為の勇者様になれってか?

くだらない。


「……ではあなたの希望を教えて下さい」


いきなり話を振ってきやがった。


漫画や小説の世界では転生時に希望したスキルを自分で選んで異世界で無双できる話がたくさんある。


中世ヨーロッパか〜。

こっちの世界では旅行とか全然行けなかったし、いざとなったら配達の仕事で食いつなぐのもいいな……。


「行った事がある場所に瞬間移動できる能力が欲しいです」


「魔力や魔法はどうしますか?」


あったら便利だけど、正直よくわからないしどうでもいいけど……コレだけは言える。


「戦えるスキルはいりません!!」

変な争いに巻き込まれるのはごめんだ。


「そう、あなた確か前世では格闘技のチャンピオンだったわね」


「そんな事はどうでもいい……」

自分は戦いや強さなんていう世界とは決別したんだ!

格闘技のチャンピオン?

確かに『フェアなルールでフェアな場所なら』誰にも負けないさ。

しかし、そんなモノは強さでもなんでもない。


「さあ、さっさと転生でも何でもしてくれよ!!」

この世界の女神は本当にクソヤローだ!


これ以上コイツといる事の方が苦痛だった。


そこで意識が途絶えた。




【女神サイド】

ふーん。

今回の転生者はそうとう捻くれているわね〜。


まあ、本人に希望は聞いてあげたけれども『それをそのまま叶えてあげる』なんて一言も言っていないし、スキルなんて別に全部こっちが決める事もできるんだけどね。


『戦えるスキルはいりません!!』

ばっかじゃないの!

あっさり殺されて終わりじゃ賭けにもならないじゃない!


幸い生前、悪い人ではなかったから特典ポイントもたっぷりあるしアタシが特別に振ってあげるね♪


転移能力と魔力ゼロ♪

余ったポイントは全部ルックスへ♪


せっかくの異世界転生なんだから新しい性別で頑張って貰っちゃおうかな♪


うふふふ……♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ