表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/43

偽装『獣人少年』と回復魔法練習!

『シルバーレイク』に入る為に、私がヒューマンだとバレてはいけない。


そこで、『獣人』に見える工夫をする。


獣人はリンやフィリアの様に頭や耳を隠して自分が獣人であるかわからない様にする人が多いそうだ。


ヒューマンの方が獣人よりも身分が高いので自然とそうなっているらしい。

リンの耳なんて『りす』さんみたいで小動物っぽくて可愛いんだけどな。


獣人とヒューマンの感覚の差ってやつなのだろう。


幸い獣人を偽るヒューマンは全くいないらしく、ヒューマンのフリをした獣人(子供)という設定でいく作戦だ。


獣人の子供が好みそうなバンダナを頭に巻いて、貴族の剣(そう見える)に獣の皮を巻き付ければ……

あっという間に獣人の子供の完成だ!


これで私はどこからどう見ても貴族に憧れる獣人(子供)になった。


装備品は手先が器用なバンが全て用意してくれた。

流石ドワーフの血を引いているっていうだけのことはある。



そして、装備品を用意している間に予定通りフィリアから回復魔法を教えてもらう。


攻撃魔法はちょとだけ難しくてできないけれども、回復魔法は別だ。


傷を癒せたらある程度ムチャができるし、怪我で苦しむ仲間のピンチを助ける事ができたらカッコいい!


時代は回復魔法だ!


回復魔法のやり方は攻撃魔法と基本ほとんど一緒。

強くイメージすること。


少しでも治療の変化が見えた方がいい。

そう思っておもむろに剣で自分の指先を切る。


想像以上にパックリいっちゃったけれども回復すれば大丈夫。


そう思っているとフィリアが速攻で治してくれる。


「魔法の練習なんだからそんなにパックリ切らなくても大丈夫よ」

フィリアは若干引き気味だ。


「わかりました。次は自分が治します!」

お手本はバッチリ。


再び今度は慎重に指先を切る。

薄っすら指先に赤い線ができる。


「ヒール!」

詠唱はしなくていいんだけど回復魔法といったら『ヒール』でしょう。


集中して10回位唱えるが魔法は全く発動しない。


……。


次だ。


「回復魔法は少し難しかったのかもしれないので、硬化の魔法を教えてください。」

硬化の魔法は魔物から強烈な一撃を喰らいそうな、

ピンチの時に使えたら即死は免れるかもしれない。


「硬化は全身を鋼鉄にするイメージで魔力の鎧を纏う感じがいいわね。

一部を硬化して攻撃にプラスする剣士もいて、魔力を武器に纏う魔法剣の基本とも言えるわ」


炎を纏った魔法剣、氷の魔物がいたらスパスパ切れて気持ちがいいんだろうな……。

想像するだけでもカッコいい!


「それやりたいです!」

めちゃくちゃやる気が湧いてきた。


集中して身体全身を金属の様に硬くする。


…………。

…………。


っていうかどう考えても、魔法が発動できてるかどうかわかりづらい。


何かこうハッキリと『魔法が発動しています』っていう確信が欲しい!


そこで、先ずは右手のみ硬化の魔法をかけてみる。

続いてその右手で岩を全力でぶっ叩く!


硬化できていれば岩は破壊できて右手は無傷。

できなかったら怪我をするので回復魔法の練習になる。


我ながらナイスアイディアだ!


そこでおもむろに近くにあった岩をぶん殴ってみた!

割れた。

私の右の拳が……


次に回復魔法をと思っているとフィリアが速攻で回復させる。


「何やってるの?」

めちゃくちゃ心配してくる。


「練習です。追い込まれたら謎の力が発揮されてできるかもしれないじゃないですか!?」

邪魔しないで欲しい。


「そう……?

よくわからないけど、ムリしないでね」

フィリアが心配そうに見つめる。


もう一度今度は叩くタイミングに魔力を意識して……

「硬化!おりゃっ!!」

再び岩をぶん殴る。

右の拳が砕ける感覚がする。


危機感が足りないのかな?

そう思い今度はヒールの練習だ。


見てられないとばかりにフィリアが回復魔法で直ぐに治してしまう。


更にもう一度……

そう思い岩を殴ろうとした所でミーアに腕を掴まれる。


「見てるだけでこっちが痛いっ!!」

いい所で中断されてしまう。


「魔法はまた今度戦闘で怪我した時に一緒にやりましょう」

フィリアがやたらと『戦闘で』を強調して逃げる様にどこかへ行ってしまう。


いい方法だと思ったんだけどな〜。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ