表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/43

狩り対決!

食器を洗い水筒の水を入れ替える。


朝食の準備を手伝えなかった事もあり片付けは積極的に参加した。


お世話になっているのだから少しでもできる事は協力する姿勢が大切だ。


荷物を片付けているとバンが弓の準備をしている。

斧と弓って前衛と後衛ってイメージがあるけど?


そう思い不思議そうに見つめる。


「狩り勝負っていうのはよ……

デカい獲物1匹狩ることよりもどんだけ数多く狩ったかが大事なんだ」

弓弦をピンと貼り調整しながらバンが説明する。


「まあ……しっかり見てろよ!

俺が狩りがどういう物だか教えてやるからなっ!」

自信たっぷりにバンがそう言って矢を射る動作をして見せる。



狩り勝負ということで一瞬パーティーは別行動するのかと思ったけれども、昨日と同じでパーティーで行動し町を目指して移動する。

途中に現れた獲物を狙っていくスタイルだ。

ちなみに獲物を狩る権利は先に気配を察知した人に与えられるそうだ。


個別で行動すると万が一強い魔物が現れた時のリスクがやばいらしい。

ベテラン冒険者でも単独行動は絶対にしない。

危険だからだ。


もし、あのままミーア達に会うことが出来ずに1人だったら今頃は魔物の餌食になっていたんだろうな。

そう思うとかなりのベテラン冒険者であるだろうミーア達にあそこで出会えた事に感謝したい。



ある程度進んだところでバンが藪の方を指して目で合図する。

メンバー3人はその場で待機し、私はバン促されて後ろを付いて行く。


バンは馴れた手つきで大きく弓矢を引く。

物凄いスピードで矢が放たれ、次の瞬間ドサっという大きな落下音が聞こえた。


藪の中には1メートル位の大きな鳥に見事に矢が突き刺さって息絶えていた。

1撃だった。


鳥はホロホロ鳥という魔物でFランク。

攻撃性がほとんどなく臆病なので少しでも殺気を感じると飛んで逃げてしまうらしく狩るのが非常に難しい。


魔法や剣では殆ど狩ることが出来ない為、弓矢で狩るのが一般的らしい。

魔力を込めた一撃必殺の矢でしか仕留めることが出来ないので、これを狩ることができるのは狩人として一流なのだとバンが自慢してくる。


「まっ、こんなもんだなっ!」

パーティーに合流するなり獲物を掲げるバン。


「まだまだこれからが本番だからね!」

ミーアが少し悔しそうだ。


無造作に獲物を荷物に詰め込みパーティーは先を進む。


よくあんな大きいの入るな?


バックの容量と詰め込んだ荷物量がどう考えてもつり合わない。


後で聞いたところバックには収納魔法がかかっておりかなりの量が入るらしい。おまけに重量も軽量化の魔法でとても軽いそうだ。


1つあるととても便利そうなので町に行ったら絶対に購入しようと思う。



しばらく進んだ所でミーアが足を止める。

「あれは無理だな……」

バンが呟く。


「リン!」

ミーアが手で合図を送り走り出す。

ミーアと反対の方へリンが走る。


ミーアが茂みに向かってナイフを投げる。

何かがリンの方へと向かって行く。

リンがそれにファイアボールをぶつける。


ナイフを回収してミーアがバンにドヤ顔をする。


「黒焦げじゃねーか……」

リンが持ってきたラビットホーン(大)を悲しげに見つめる。


狩りは獲物をただ仕留めるだけではなく、素材としていかにきれいに仕留めるかが重要なんだそうだ。

獲物を不必要にズタズタにしてしまったり、

黒焦げにして素材をダメにしてしまうのは論外らしい。


ちなみに2人で協力して狩るのは問題ないそうだ。


黒焦げになった獲物もバックに収納される。

後で可食部分をきれいに取り分けるそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ