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仕事中からの異世界転生?

初めての作品です。

拙い文章ですみません。

背後から迫る狼の群れ


「誰かー! たすけてー!!」


狼が左手首に喰いつく

それを無視するかの様に右手で喰いついた狼を躊躇なく全力で殴る。


幸い狼は私を一撃で仕留めるつもりはないみたいだ。じっくり嬲り殺しにするつもりらしい。


酸欠で痛みと思考がぼんやりしてくる。


走り続けてどれ位の時間が経ったであろうか

どうしてこんな目に遭わなければならないのだろう


そして


ここはいったいどこなんだ……






『本日の最高気温は36度。

 熱中症に注意してこまめに水分補給をしましょう…… 』


まだ梅雨入りもしていない6月の初めTVのアナウンサーが異常気象を訴えている。


毎年毎年『今年は異常気象』だと言うがこう毎日異常気象が続くのならばそれは「異常」ではなく日常……つまり「普通」になるんだよな。


ブツクサと訳のわからない文句を言いながらも仕事の準備をする。


と言ってもTシャツにGパン。

化粧はなくほぼノーメイクだ。

日焼けすると後が面倒なので日焼け止めだけは絶対に毎日欠かさすことはできない。


私は今年26歳。

独身で女性。

現在は配達の仕事をしている。


ここ数年ネットショップでの需要が高まり、仕事は常に大忙しで人手不足が続いている。


特に最近は新人が辞めたばかりという事もあり連勤が続いており現在36連勤目。絶好調記録更新中である。

おかげさまで大盛況ってやつだ。


今月の給料が待ち遠しい……


職場で制服に着替えて倉庫を見る。

今日も荷物は大量だ。


倉庫の中は湿度と熱気でサウナ状態、いくあてのない熱風を扇風機が緩やかにかき回している。


午前中の荷物を番地ごとに仕分ける。


まだまだこれから暑くなるっていうのにもう目眩がしてきた。


荷物量に圧倒されない!

1つ1つ確実に運んでいけばそのうち終わるさっ!


そう思い今日の分の気合を入れる。

「本日も一日頑張りますか!」


荷物を台車に乗せて配達の準備をする。


荷物を配達先に運ぶ為にまずは倉庫にある荷物をトラックへと運び込む必要がある。


倉庫からトラックへ、トラックから配達先へ荷物は徐々に分別されていく。


何往復かした所でちょっとふらふらしてきた。


いかんいかん。

まだまだ今日は始まったばかりだぞ。

ここで私が抜けたら仕事に支障が出てしまう。

そう思い水を一口だけ飲んで再び作業を開始する。


人不足を補う為にここ最近は特に頑張り過ぎている気がする。

仕事中はずっと走りっぱなしだし、休憩時間も殆ど取る余裕がない。


やっぱりちょっとふらふらするんだよな……


「ちょっとトイレ行ってきます。」


私は同僚にそう声をかける。


同僚に心配をさせない様にできるだけなんでもない様子でトイレに向かう。


……。


そこで意識は暗転した。




 『早く行かなきゃ配完が遅れてしまう……


 荷物持って一瞬で配達先に瞬間移動できたらいいのにな〜。


 3丁目の田中さん遅れるとうるさいんだよな〜。


 センターと配達先を瞬間移動で荷物を渡すだけの簡単な作業です。


 誰かに瞬間移動が見つかったら厄介だから見つからない様に気を付けて……



 早く配達行かなきゃ……』



次に目が覚めた時、そこは全くの別世界だった。

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