今こそTPPを振り返る 日本没落の日米貿易交渉
テレビを見てて危険と感じるのは、安倍首相のアメリカとの貿易交渉の発言…
こんなことを言ってますね。
「農作物の交渉はTPP以上にしない」
農作物は!…です。
もともと、TPPは民主党のオバマ政権の悲願でした。
それが共和党トランプに。
トランプはオバマがやっていたことは、当然否定しますよね?
トランプはTPP交渉から離脱しました。
そして、二国間条約に移行すると宣言し、メキシコ、カナダと有言実行してます。
その中で、日本がターゲットに入らないはずない…
TPPとは形を変えた年次改革要望書です。
それも条約なのでもっと強制力のあるものです。
では、アメリカが最初に日本と締結しようとしていたTPPの内容とは…
まずは一覧を…農業などほんの一部分にすぎません…
首席交渉協議
工業に関する市場開放
繊維衣料品の市場開放
農業の市場開放
原産地規則
貿易円滑化
輸入検疫の措置
貿易上のシステムの統一化
貿易保護
政府入札の自由化
知的財産権
競争政策
ボーダーレスのサービス自由化
電気通信の自由化
一時入国の規制緩和
金融サービス自由化
ネットサービスの自由化
投資の規制緩和
環境
労働市場の自由化
制度的事項
紛争解決
協力
横断的事項特別部会
TPPはこれら24の作業部会を設けていました。
構造改革どころの話ではない。
余りの自由は、自由の行き過ぎは、大きな不自由を生みます。
農業のことは一部分に過ぎないのです。
トランプとの貿易交渉はこのレベルで争われるということ…