〜さいごに〜
今回は味噌汁を題材に、科学の面から観察を行いました。
しかし、一つのテーマで何かを論じるということは科学に留まりません。
例えば文学の中の味噌汁や、歴史の中の味噌汁という切り口も、多彩なことが見えてくる切っ掛けになることでしょう。
また、歴史の中の味噌汁という切り口にしても、国内の歴史だけではありません。
明治時代初期、日本を旅したイギリス人のイザベラ・バードは、味噌汁をぞっとするほど嫌なものと記していました。しかし、今では味噌汁は海外の人にも受け入れられていますし、健康に良いということも広く知られています。
例えば、そのあたりの西洋人からの評価の変遷も、調べ甲斐のある極めて興味深いテーマになりますね。
身近なものからテーマを決め、掘り下げるジャンルを決めて調べることで、学校で学ぶ知識に大きな補強をすることができますし、一生のテーマになり得るものを見つけることができるかもしれません。この「味噌汁の科学」が、その一つのきっかけになればとても嬉しいことです。
なお、「味噌汁の科学」はここで一旦終わりますが、続編「食品保存の科学」に続きます。




