第一話 旅立ち
「今日はお祭りよね!楽しみ!」
「いやいや、母さんが楽しみになってどうするんだよ」
そう、今日は祭りなのだ。
正直、俺も楽しみにしているのだ。
まあその前に学校があるのだが。
「行ってきま~す!」
(ん? なんだ?)
「大変だ~!魔王が来たぞ~!」
「火を点けやがった!逃げろ~!」
(不味い、逃げなきゃ!)
うわ!
どうやら俺は気絶して仕舞っていた様だ
「あ、起きたのね。良かった」
「母さん俺魔王を倒しに行ってくる!」
「あなたならそう言うと思ったわ」
「色々用意して置いたわよ。行ってらっしゃい。無事にね。」
こうして俺はナイフと薬草、300Gを持って、先ずは隣町の図書館に行って色々調べることにした。
ここから俺の旅は始まったのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「魔王様、今日はなぜあの村を?」
「いや~、煙草吸おうと火点けたらさ」
「それで一つの村を焼いて仕舞ったんですか?」
「いや~、実は一つじゃ無いんだ。なんと燃え移って隣の村も焼けたんだよ」
「え~じゃあ又勇者来ちゃいますよ~?」
「大丈夫だよ、また追い返せばいいだろww」
「そんなもんですかね…」