マクドナルド ~5~
出禁・・・
「今日の朝マックは一段と美味しいな!!」
「久しぶりだと美味しく感じる。」
そんな察しの悪い回答をしてくる柊に、
「いやいや、ステキな出会いがあったからに決まっているだろうに!!」
「・・・どこに?」
「さっき見ただろう!?」
「・・・凄惨な光景しか見てないけどな・・・。」
どうも柊と会話がかみ合わないのだが・・・
どうしたものか・・・
そんな時に日暮さんがひょっこりと現れて、
「はい、私から。」
何と俺と柊それぞれにポテトをくれたのであった!!
しかもLサイズの!!
日暮さんはイイ子だな~!
柊が驚きながら、
「いいの?」
「うん!さっきのお詫びとまた来週来てよね。」
「・・・来週は・・・。」
「なんでよー!!着れくれたっていいじゃん!」
「・・・分かったよ。何時がバイトの時間?」
「午前中!あと基本は土日で、平日は夕方から水、木に入ってから!
絶対に来てよね!!」
「りょーかい!来ます。」
「絶対だからね!!」
そんな2人の会話に・・・
「俺も来るぞ!!」
2人で会話をしていたのだが、俺も当然来ることを伝える!
日暮さんのバイトの日程も分かったことだし、
俺も日暮さんに会いに来てあげようじゃないか!
「あ、うん!宜しくね。」
そう言って、笑顔を俺に向けてくれる!
どうやら彼女も俺が来ることに喜んでいるようだ!
その後、しばらく日暮さんと柊が話をしていたのだが、
カウンターの方から日暮さんは呼ばれたため、また店内へと戻っていく。
「俺・・・・毎週マクドに来るよ!!」
「いや、お前の狙いはわかったけど、毎週ってことは週一でくるのか?」
「いや!水、木の夕方と土日の午前中!!
だって、それ以外に来ても日暮さんに出会えないんだろう?
以前に学んだからな・・・いない時に来ても全く意味がないことを!!」
「・・・出禁になるなよ・・・。」
「バカな!!何でマクドで出禁に何ってなるかよ!!」
・・・
・・・
一カ月後・・・
「マクドナルドで出禁って何だよ!!!!」
俺はマクドナルドからの店長から出禁を言い渡されるのであった・・・
俺は膝から崩れておちていく・・・
その日の晩・・・
森永宅で・・・
「どうしてだと思う?」
今までの経緯を森永に話て、どうしてこうなったのかを尋ねると・・・
「顔。」
・・・そんな一言で!?
え?っていうか、俺は“顔”のせいでマクドナルドを出禁になったの!?
驚愕の真実がそこに!!
「うそうそ、顔だけじゃないよ!」
「いや、ちょとまて!顔だけじゃないってことは“顔も”原因って事じゃないか!!」
「・・・。」
「ちょ!黙るな森永!!」
「あと性格も。」
「ちょっと待て!!
顔と性格って言ったら、後何が残るっていうんだよ!!
外面も内面も全否定じゃないか!!」
「・・・。」
「だから、黙るなぁ~!!!」
俺の声だけが無残に寮内に響くのであった・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。