マクドナルド ~2~
マクドナルドの制服って・・・
「いらっしゃいませー!」
自転車で行こうかと思ったのだが、なぜか部屋に鍵を忘れるという大失態を犯したため
俺は走ってマクドナルドへと向かうハメになったのだ・・・
柊は日頃から走っているからいいだろうけど、
俺にとっては苦痛でしかなかったのだが、
朝マックのためにがんばったのだ!!
何とか10時29分にマクドに到着することが出来た。
ぜーぜー言いながら、カウンターに行くのだが・・・
到着するまでにカウンター上にあるメニューがすべて変わっていくのであった!!
俺は慌ててカウンターに行って、
「朝マックをお願いします!!」
そう告げるのだが・・・
店員さんはメニューを見て、そして次に時間を見て・・・
「申し訳ございません。朝マックの時間が終わってしまって・・・。」
「いやいや、一分前だからな!!まだ10時30分になってないから!!」
俺は思わず大声で叫ぶのであった。
その声のせいで怯えたような表情をする店員さんであるが、
こっちは何も悪くない!
だって、時間内に来て注文をしているのだから!!
その大声を聞きつけてか、調理場の方から
他の店員さんもひょっこりと顔を出してきた。
いいところに!
この店員さんでは話にならない!
もっとえらい人間に言わないとダメだ!!
そう思って調理場で出てきた店員さん達の方を見ると・・・
1人の女の子と目が合ったのだ!!
「「あ!?」」
俺と同時にその女の子も同じタイミングで声を発する。
お互いがお互いを見て目を見開くのである!
なぜって?
だって、俺はその店員さんを知っていたのだ!
当然、向こうも俺のことを知っている!!
「ちょうどいいところに。」
そう言いながら、俺は知り合いの店員さんに声をかけようとするのだが・・・
いきなり奥へと逃げていったのであった!?
俺の右手はむなしく空を掴む・・・・
・・・
どうして逃げるんですかね?先輩・・・
逃げた相手はオーケストラ部の女の先輩だったのである。
後輩を見ていきなり逃げるってどういうことでしょうか?
そんな衝撃の展開を迎えて少なからずショックを受けていたのだが、
その後の展開で俺だけじゃないんだということが分かる安堵する!!
「ゲ!?」
同じように調理場から出てきた店員が、
今度は柊の顔を見てそんな声をあげるのであった!
「あ!?」
その声を聴いて、柊も誰かに気づいたようで、声をあげる。
そして次の瞬間・・・
その店員も調理場へと隠れるのであった!
「・・・まあまあ、失礼な対応をするな・・・日暮・・・。」
「だ、だって恥ずかしいじゃん!!
柊君にこんな格好見られるなんってさ!!」
隠れながらも日暮さんは顔を出して、柊に返事をするのだ。
・・・何か微妙な光景に見えるのだが・・・
それでも、柊はまあまあ男前なのにそれでも知り合いには隠れられるのなら、
俺も隠れられても全くおかしくないんだな!!
ショックを受ける必要はなかったようだ!
どうやら女性にしてみれば、知り合いに自分が働いているところに来られるのは
気恥ずかしいんだな~・・・
そう言えば・・・田中さんの時も恥ずかしがっていたよな~。
なるほど理解した!!
先輩は俺の姿を見て、恥ずかしくて隠れたんだ!!
きっとそうに違いない!!
・・・そんな隠れる必要何って無いんだがな・・・
ちょっと可愛い先輩だし、そんな可愛らしい一面があるのなら
付き合ってあげてもいいかもしれないな・・・
それに・・・
マクドの制服プレイが出来るのか・・・
ちょっとそそるな・・・
俺は目の前にいる店員が着ている制服をみながら、
先ほど逃げた先輩に置き換えて想像を膨らませていたのである・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。