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マクドナルド ~1~

朝マックはたまに食べたくなる!!

俺はある目的を持って、柊の部屋へと向かう!


そう!


崇高なる目的を持って!!



「金がない。ご飯を食べさせてくれ。」


「・・・何で開口一番の言葉ががそれなんだよ。

 せめて、おはようって言ってから部屋に入って来いよな。」


ため息交じりに俺に注意をしてくる柊。


だけど、こっちは切実なんだ!!


だから、従おう!!今だけは!!



「分かった、おはよう!!」


「まあ、お前がそんな奴だということは知ってるからいいよ・・・。」


「なんだ!挨拶してそんしたわ!!」


なぜか黙ってしまう柊。


ちなみに現在は日曜の朝10時を回ったところである。

ここ数日、金がないため親から送ってもらっている非常食を食べて生活しているのだが、

さすがにカレーやラーメンなどのインスタント食品ばかりを食べていると飽きてしまう。


だから、ちょっと味を変えたいのだが・・・


お金がない!!


そのため・・・


柊におごってもらいに来たのである!!



「まあ、いいか・・・。たまには外食するか。」


「もちろんだ!!さすがに柊の手作り料理を食べたいと思わないからな!!」


「まあまあ、失礼なことを言うな・・・。」


「だって、男の手作り何って食べたくないだろう!

 食べるなら当然、女性が作った手作りだ!!」


「それを言い出したら、飲食店なんて大体厨房は男性が入っているだろうに?」


「そこは想像しないようにしているし・・・

 俺の目には何も見えないから問題ない!!」


「何って都合のいいフィルターがかかってんだよ!!

 ・・・そこまで行くと感心するよ・・・。」


「ありがとう!!」


「全然褒めてはいないけどね、むしろ呆れてるんだよ・・・。」


「なんだと!!

 まあ、いい。今日のところは、このまま議論を重ねるだけの体力がない・・・

 とりあえずは飢えを抑えなければ・・・

 柊、俺は行きたいところがあって来たんだんだが。」


「おごってもらうのに、更に行き先を指定してくるのかよ・・・。

 厚かましすぎだろう・・・。」


「奢ってもらえるなら、遠慮しても仕方がないじゃないか!!

 それに安心しろ!安い所だ!!


 マクドに行きたいだけだからな!!」


「マクドか?それでいいのか?」


「問題ない!朝マックが食べたいんだ!!」


「・・・え?朝マック?」


「そうだ!朝マックのマックグリドルが食べたいんだよ!!

 柊の財布にも優しいだろう?500円も出せばセットも食べれるしな!」


「いや、それはわかったんだけど・・・時間ないじゃん!!」


柊が慌てて、スマホの時計を確認しながら言ってきた。



「ああ?どうしてそんなに慌ててるんだ。

 さっき10時をちょっと過ぎたところで俺が部屋を出てきたんだぞ?」


「はぁ~!?今、すでに10時20分なんだけどな!!」


「え?」


俺は自分の腕時計を再度確認するのだが・・・



「いや、今10時5分だけど・・・。」


「お前のスマホを見てみろよ!」


そう言われてちょっとムッとしてスマホを取り出す。

どうして俺の腕時計が10時5分なのを信用しないのだろうか?


柊のスマホが進んでいるだけだろうに・・・


・・・


あれ?


おかしいな?


俺のスマホ・・・


10時20分になってる!?



「あ?あれ?」


「じゃあ、急いでいくぞ。走れば5分くらいだからさ。」


「ああ!!」


慌てて柊と共にマクドへと向かうのであった。


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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