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たこパー ~6~

電話番号交換って難しくない?

そんな藤本はほっておいて、俺は自分に来た千載一遇のチャンスを

ゲットするために気合を入れる!


何より、普通女子だったら緊張してうまくしゃべれないのに、

残念なことながら、美人でもないぽっちゃり系のじょしであるためか

普通に話しかけることが出来るのである!!


こんなことってあるんだな!!

ちょっと自分でも驚いているが、スムーズに言葉が出てるんだから、

これはチャンスなんだ!!



「大学はどこに行ってるの?」


「あそこの大学なんだ。」


そう言われて、大学名や地名を教えてはくれるのだが・・・



「ごめん・・・ちょっとわかんないな~。」


「そっか~・・・やっぱり頭がいいから、レベルの低い所は分からないよね~。」


苦笑するぽっちゃり系女子に対して、

そんなわけではないことを説明するために慌てて、



「あ、いや、俺、地元民じゃないから分からないだけなんだよ。」


「あ!!そうなんだ、どこの人?」


そんな会話を藤本が不機嫌になっている間に、

俺はぽっちゃりちゃんと話が盛り上がっていたのであった。


結局俺はずっとぽっちゃりちゃんと話をしていた。


みんなからは、温かい目で見らているのをひしひしと感じながら・・・



その後、俺はぽっちゃりちゃんと電話番号を交換する。

理由は・・・


「こっちの人じゃないなら、美味しい所とか、お得なところとか分からないよね~?」


「そうなんだよね~・・・。知ってる?」


「うん!分かるよ!地元民なんだし!」


「じゃあ、今度案内してくれない?」


「いいよ。」


「それじゃあ・・・。」


ここでしっかり男らしくししなくては!!

絶対にここでチャンスを逃してなるものか!!

喉がカラカラになるのが分かっているが、一生懸命に声にする!


「電話番号を交換しない?」


「・・・うん。」


モジモジとするか彼女と電話番号を交換したのである!!

後日、一緒にご飯を食べに行くために!



そんな俺とは対照的なのが藤本である!



「うぅ~ん、高田君って心配やねんな~。」


「大丈夫だよ。これでも一生懸命生きているもん!」


「せやけど・・・・。」


高田君と女子とがそんなやり取りをしている中で、



「じゃあ、電話番号交換しいへん?何かあった時にすぐに連絡とれるやん!」


「うん、いいよ。」


高田君と女子が連絡先を交換していた。


すると、そこに加わってきたのが藤本であり、



「俺も電話番号を交換してくれ!!」


男らしいぞ!!


思わずそう思ってしまう。


全然話してなくても・・・


全然脈がなさそうでも・・・


全然、お前に興味を示してなくても・・・


フラれると分かっていてもお前は行くんだな!!


俺は思わず固唾をのんでどのような結末になるのかを見ていると・・・



「え?


 ああ・・・


 ええっと・・


 じゃあ、こっちからかけるから、電話番号を教えて!」


「もちろんだ!!」


おおぉ!!!


驚きの反応だ!!


てっきり電話番号を教えて貰えないと思っていたよ!


藤本が電話番号を教えた後、



「じゃあ、後で電話かけるね。」


「いつでも時間は気にしなくていいから。電話してくれ!」


そう言って、女の子の傍を離れて、

ものすごくうれしそうな顔をして俺の傍へと来るのであった。



「良かったな。」


小声で藤本に声をかけると、



「当然だ!!これからどこに行くかを考えなくてはな・・・。」


そう言いながら、きっとどこに行くかを考えて幸せな顔をする藤本。


ちなみにその女の子は高田君の傍にずっといるのだけど・・・


俺はそのことを藤本に伝えるかどうかを考えてしまうのであった。




「今日ありがとう!」


そう言って、女子達と高田君達を見送り、

俺達はそれぞれの自室へと戻っていったのであった。


ちなみに俺はその日のうちにぽっちゃりちゃんと連絡を取っており、

今度に行く先を決めるやり取りをしていた。


すでに俺の中ではぽっちゃりちゃんに小さな恋心が芽生えており、

俺はぽっちゃりちゃんとの食事をものすごく楽しみにして

一週間を頑張っていたのだが・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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