表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/225

たこパー ~5~

たこ焼きって意外と簡単!

「はい、あーん!」


何と俺に対して、あーんが行われようとしていたのであった!!


そう!!相手は・・・


北谷だけど・・・


男のあーんはいらないだろう!!


ノリが良すぎるぞ関西人!!



「いらんわ!!」


思わず大声で北谷ににツッコミを入れると、



「そんな・・・俺・・・体は男かもしれへんけど、心は女・・・。」


「え?」


本当に!?


え?


北谷ってそうなの!?


慌てる俺に、



「なんてことはないけどな!」


「ないんかい!!紛らわしいことをするなや!!」


「ツッコミ10点や!!」


「おお!高いな!!」


「え?100点満点やで。」


「ひっくいなー!!何でそんなに低いんだよ。」


「だって、ツッコミがベタやもん。」


「・・・関西人じゃないんだから許してくれよ・・・。」


「しゃあなしやで・・・。」


「ありがとう!・・・って、なんでそんな上から目線なんだよ!!」


「いいねー!今の良いツッコミや!」


・・・こんな盛り上がり方を求めてはいなかったはずなのに・・・


俺が求めていた盛り上がり方は柊がやっていたモノだったはずなのにな・・・



たこ焼きを一通りみんなが作ったところで、

みんながそれぞれの卓から離れて、思い思いの卓へと移動を開始する。


当然、藤本はフラれた御船さんのところに行くことはなく、

御船さんの友達のところへと行くのであった。


ただ・・・


そこには・・・


高田君というツワモノがいるぞ!!!


御船さんのお友達は2人来ていた。


ちなみに一人はこっちに卓に来て、北谷や俺と談笑している。

それなのにどうして、藤本は向こうに行ったのか・・・


ここにいればこの女の子と話が出来ているのに・・・


まあ、答えは簡単だよな・・・


顔!


その一言に尽きるだろう・・・



こっちに来たのは、ぽっちゃりタイプの女子であり、

お世辞にもそこまで可愛いとは言えないタイプだ。


それに対して高田君のいる卓には、

まあ、上の下・・・いや、ギリギリ中の上かな?


そんな感じの女子だ。


当然どちらかを選ぶとなると藤本ならそちらを選択するのは必然だ・・・


ただ・・・


そこにはお前では絶対に勝てない高田君がいるのだけどな!!


なのになぜおまえはそこに勝負をしに行くんだ!!


お前が勝てる要素が俺には分からないぞ!!


そう思って言ったのだが、意外や意外!

高田君の弱点が発覚する!!

それに気づいた藤本は得意気にたこ焼きを作り出すのだが・・・


だけど・・・


だけど・・・


高田君はその弱点もチャームポイントへと変えてくるのである!!


それは・・・


高田君・・・


めっちゃ不器用!!


そしてそれが母性本能をくすぐっているんだ!!


俺だって、大丈夫?って言ってあげたくなるくらいに不器用なのだ!


男の俺がだ!!



一生懸命、たこ焼きを作る高田君なのだが、

上手く回すことが出来ずに、ぐちゃりとしてしまう。


今度は慎重に回すのだが・・・


あとちょっと・・・


あと少し・・・


って!!ああぁ~、そこで失敗するか!!!


その光景を見て、手を出さずにはいられないのだろう!!


当然そこにいる女子は高田君を補助するのだが、

なぜか北谷まで高田君を助けに行く。


・・・


あいつ・・・


本当に女好きだよな?


決して・・・


本当に男好きとかではないよな?


ちょっと一抹の不安が頭をよぎってしまう・・・


その後、高田君は2人がかりでたこ焼きを教えて貰う。


その傍には明らかに不機嫌になっている藤本がいたのである・・・


確かに高田君が半分作っているにも関わらず、

ずっと放置されているののだから当然不機嫌になっても仕方がないだろうな・・・


女子と北谷、高田君は3人の世界に入っているため

不機嫌な藤本には全然気づいていない。


まあ、そんなのは俺はほっとくけどな!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ