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お弁当屋さん ~7~

お弁当屋さんのマンガって意外と読むものが少ない気がする・・・

「いらっしゃいませー!あ、柊君!」


「どうもー。」


そう言って、柊を出迎えたのは・・・

俺の母親と同年代くらいのおばさんだった・・・


・・・はずれだよ・・・


良かった、俺の金じゃなくて、柊の金だからな。

ここで注文する何って、捨て銭でしかないじゃないか!

素て銭何って本当に使いたくないからな。



「これ、いつもお世話になってますから、

 僕の地元の銘菓です。」


そう言って、柊がお菓子を渡すと、



「あ~ら、柊君!いいのに!!みんな~!お菓子貰ったわよ!!」


そう言って、おばちゃんは奥の調理場いいるメンバーに声をかけると、

調理場の方から「「ありがとう」」と次々に声をかけてくるのであった。


調理場にもおばちゃんかよ・・・


次、ここに俺が来ることはないだろうと確信する。



「俺は唐揚げ弁当で、お前はどうする?」


「そうだな・・・。」


そう言いながら、俺はメニュー表を見ていると、



「今日はおまけできないのよ~。まだまだ夕方だしね。ごめんね。」


「ああ、いいんですよ。全然気にしないでください。」


柊が笑顔で答えているのだが・・・


いやいや!せっかくここまできてやったんだぜ!!


おまけの1つでもしてもらわないと!!


おばちゃんの顔を見てもこっちは全然癒されないんだから!


むしろ俺達の生気をおばちゃんたちに吸収されている気しかしないし!!


俺は腹の中でむしゃくしゃしながらも、頭の中には一部冷静な部分があり、

柊のおごりであることを思い出して、一番高価なステーキ弁当を頼む。



「ステーキ弁当で。」


「はーい!少々お待ちください。」


そう言って、おばちゃんは奥へと入って行くのであった。

柊は勝手知ったるように奥のイスに座って、本を読みだす。


俺は当たりをみまわたすが、特に読みたい本もなく、

しかたがないので携帯をいじるのであった。


今月はすでにギガの上限を超えているため非常につながりが遅い・・・


両親に追加をお願いしたのだが、あえなく却下の目にあったのだ。



『増やしてもいいけど、来月の仕送りから減らすけど?』


『増やさなくて大丈夫です。』


そういって、断ったのだ・・・


・・・しっかし、こんなところで働く女子なんって、たかだか知れてるよな・・・


キレイでは全くないお弁当屋さん。


おばちゃんたちが働いている中で、若い子が働いていると言っても、

普通におしゃれな女子ならここでは働かないだろうな・・・


俺はお店の中を見ながら、そう判断してやはり調査の対象外と確信をする。


しっかし、せめてwifiくらいいれてくれたらいいのに・・・


wifiもつながらないから、ひじょ~に携帯の接続が遅くて、悪い!!


あぁ~、最悪だ!!


とっとと、ステーキを食べて、家で休みたい!!


イライラがピークに達しそうになっている中で、



「順番が前後しますが、2番のかた~!」


何と俺達の番号を飛ばして、次の人間が呼ばれたのである!



「ちょっと待てよ!何で俺達が飛ばされるんだ!!」


思わず柊に詰め寄るが、



「唐揚げとかステーキとかちょっと時間がかかるんだから、

 しかたがないだろう。ゆっくり待てよ。」


「だが!!!」


それでも柊に食い入るように迫った時に、



「大変お待たせして申し訳ございません。」


そう言って、調理場の方から声が聞こえてきたのである。


まあ、柊に文句を言うようにして、

店員にも聞こえるように言っていたのだから、

どうやら当初の目的通りに伝えることができたようだ・・・


急いで調理場から出てきた店員さんは、

すぐに俺達のお弁当と思われるお弁当を包んでいく。


・・・


あれ?


俺・・・


この後ろ姿を見たことがある気がする!!!



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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