初めての合コン! ~4~
イケメン最強!
料理も飲み物も来て、やっと落ち着いて女子達を
見れる心境になってきたのだが・・・
そこであることを思い出す・・・
女子って・・・
自分より・・・
容姿が優れた女子は合コンに連れてこない!!
って話を!!
まさにその通りだよ!!!
いや、ちょっと現実逃避して、その事実を見ないようにしていましたけど!!
すでに最初にこの部屋に女子達が来た時には気づいてましたよ!!
知っているお嬢様たちが中の中!
そして、今回連れてきたお友達たちは中の下・・・いや、下の上くらいか?
しかも話を聞いていると、どうやら普段この2人とはあまり一緒にはいないとのこと!
・・・お前ら・・・ただの人数合わせのために呼ばれたんだよ・・・
いや・・・自分達の引き立て役に呼ばれたのか・・・
そう告げてやりたいがグッと我慢してやる!!
だって・・・
良い物(胸)を持ってるからな!!
それがなければ即、切り捨ててるわ!!
さてと・・・現実に戻るとするか・・・
女子達4人・・・
スマホに夢中!!!
ええ!?
俺達3人まるで無視ですかね!!
しかも、
「あは!面白い!」
「でしょ~!」
・・・
・・・
もしかしてですけど・・・
君達4人スマホで会話してる?
俺達3人いるんですけどね・・・
・・・大丈夫だ!
今から、俺達に注意を向ければいいだけなんだから!!
俺はそう思って話しかける!
「うける」
・・・何が!?
今、聞いたのはどこの出身って質問なんだけど!?
話しかける!!
「すごぉ」
・・・何が!?
今、聞いたのは何歳なんだけど!?
話し・・・か・・・ける・・・
「へぇ~」
料理美味しい?って聞いて『へぇ~』って・・・
・・・なるほど!!
俺の質問が高度過ぎたんだな!
だから、まともな回答が出来なかったってことか!!
納得だ!
それならもっと分かり易い質問を・・・
そう思った矢先、
「ねぇ、なんか面白いことして。」
「・・・え?」
「はやく。」
「はい・・・。」
そこからの時間は俺にとって苦痛の時間に変わるのであった・・・
「一気飲みさせていただきます!!」
「くっだらない。」
「マジックを!!」
「くそつまんないわ。」
「ウィットにとんだ会話を!」
「それができないから別のことやれって言ってんだよ!」
・・・心が折れそうです・・・
そんな時だった、
「遅れてごめん。」
イケメンの高田君が1時間半遅れで現れたのであった。
すると・・・
「ちょっと、トイレに行ってくるね。」
「あ、私も」
「うちも」
「私も」
一斉に女子4人がトイレに行くのであった。
「すまん、高田君。」
「何が?」
「いや、ちょっと女子の態度が悪くてな・・・。」
「え!?そうなの!?」
「ああ、どうしよかと思ってたんだ・・・。」
「何かこわいな~。」
「今なんか、無理やり面白いことやれって言われててさ・・・。」
「・・・大丈夫?」
「心が折れそうでした・・・。」
「そうなんや・・・。」
高田君の顔色が悪くなっていく。
当然だろうな・・・
今から挑むのが修羅場と分かってしまったのだから・・・
結局10分ほど戻ってこなかったのだが、
「ごめんね~。」
そう言って入ってきた4人の女子。
間接照明で薄暗い部屋になっているのだが、
ハッキリと分かる・・・
全員化粧を直してきてる!!!
それに先ほどまで俺達に見せなかった満面の笑みを浮かべて入ってきたんだけど!!!
知ってるか?
最初にこの部屋に入ってきた時、俺達3人を見た時は・・・
露骨にため息をついたくせに!!
何で、今は体をくねらせたり、笑みを絶やさないんだよ!!
先ほどまでスマホを扱っていたはずなのに、
今はテーブルに身を乗り出して、高田君の話を聞き逃さない姿勢である。
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。