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天文部合宿 ~13~

森永が告白されるってよ!!!

そしていよいよ、この合宿も終了となり、

各大学の皆さんとの別れの時がやってくる。



まずは早川さんに連絡先を聞かなくてはいけないな・・・

昨日は後で教えてくれるって言ってたからな、

しっかりと聞いておかねばならん!


そう思って周りを探している時であった、



「お疲れさま!」


そう言って俺に声をかけてきたのはあの私大の三人組であった。

先頭にはあのD級を携えた女子で・・・


体のラインにピッタリとした服を着ているおり胸が協調されていた


・・・あいも変わらずいいD級を持ってるな・・・


思わずそちらに目が行ってしまう・・・


本能には抗うことはできません!!



・・・ハァ!?


いかんいかん!


紳士として駄目な行動だ!!


まずは相手の目を見て話さないとな!

わざわざこちらに来てくれたってことは、

俺の連絡先をどうしても欲しいということだろう!


分かっている!

そんな勇気を振り絞ってここに来た女子の思いを

俺ほどの男が無下にするわけがないじゃないか!!


まずは連絡先を交換しよう!!


そして明日から俺と会えない辛さを少しでも和らげられるように

彼女に言葉をかけてあげようではないか!!


それと俺はマメな男だから毎日連絡してきても問題ないと告げてあげよう!


俺から電話を掛けると金がかかってしまうから嫌だけど

そっちからかけてくる分にはいくらでも電話でぐらい話てあげるよ!!


そんなことを考えていたのだが、

次に言葉を発したのは意外な人物であった。



「ぼ、僕と・・・。」


急に今まで陰にいた小柄な女の子が2人の女子の間から出てきて、

森永に話しかけてくる。



僕っ子!?


自分のことを僕っていう女子を始めてみたよ!!


思わず俺のテンションが上がる!

森永も驚いたような顔をしている。


あれ?


昨日話していたはずなのに知らなかったんだろうか森永は?


まあ、今はそんなことはイイだろう・・・


今は森永に祝福が、ついに・・・ついに来るのだから!

その邪魔をするような無粋な発言はしないでおこう!!


先に告白されるのは癪だが・・・


その後は俺の番なのだからここはグッと我慢だ!!


しゃあなしで祝ってやるよ森永!!



「お、おう!」


森永が緊張しているのが分かる。

まだ『僕と・・』しか言われてないのに、返事をしているしな。


しかもただの返事なのにどもってしまってちゃんと言えないという・・・


しっかりしろ森永!

ここはクールに決める時だろう!!



「ぼ、僕と・・・。」


あれ?また言った?

どうしたんだこの僕っ子は?



「友達になってください!!」


森永に精一杯の声を張り上げて、伝えてくる。

一生懸命さが伝わってくるいい告白っぷりだ!


だけど・・・


どうして・・・


“友達”なんだ?


俺にものすごい疑問が湧いてくる発言だ。


・・・いや!


この子は奥ゆかしい子なのではないか!?


それでまずはお友達としてからって事なんだろうか!!


2人の女子からも


「良く言えたね~。」


「よく頑張ったね。」


そう言われながらギュッと抱きしめられている。

なるほど・・・それなら納得だ。


この子はすごい人見知りなんだろう。

その子が頑張って「友達からお願いします」と言ったんだ!


ならば男としてここでとる行動は一つだけだろう!!


俺は思わず森永の方を見る。

森永もどうやら事情は分かっているようで、

うんうんとうなづいていた。



「こちらこそ宜しくね。」


そう言って返事をするのであった。



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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