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天文部合宿 ~12~

前向きです!!

「おはよう。」


柊の爽やかな声で俺は起こされる。

だが、睡魔には勝てずにまた寝ようとするのだが、



「ほら、起きろ!藤本!朝ご飯作らなきゃいけないだろう。」


「・・・。」


柊に起こされながら徐々に脳が覚醒していく。


ただ・・・あの班で朝食を作るのに不安を覚えていくのだが・・・


カレーをアレだけマズく作る班だ。


朝ご飯は簡単なご飯とみそ汁、ウィンナーと卵焼きと言っていたが、

はたしてそれすら作れるのかが不安なんだけど・・・


一抹の不安を覚えながら、なんとかベッドから体を起こして、

身だしなみの準備をしていく。


そうだ!

しっかりと準備をしなくては!

今日は別れの際のあのイベントが待っているからな!



そう言えば、昨日は結局早川さんの連絡先を教えて貰うことはできなかったな・・・


まあ、別の女子達の連絡先を交換出来たけどな・・・



「ねぇ、君さぁ~、あの男の子の知り合いなの?」


そんな風に森永に話しかけてくる女子が2名いた。

どうやら森永の知り合いのようで、



「ああ、同じ大学の同級生だよ。」


「じゃあ、うちらにも紹介してよー。」


「あんなおばさんにはもったいないしー。」


・・・


聞くに堪えないその低能っぷりな話し方にイラつきを覚えるのだが、

俺と森永はテーブルの下で熱い握手を交わすのであった。



「今回は無理だけど、今度合コンであいつを連れていこうか?」


「ええぇーまじ!?じゃあ、連絡先交換してよ。日取り決めて連絡して。」


そう言って、2人と連絡先を交換する。

その女子達は用事が済んだらすぐにその場を立ち去ったのだが・・・



「あのバカ女達はどうでもいいけど・・・」


「ああ・・・あいつらの友達ってのには期待ができるかもしれない。」


そう、一応お嬢様大学の出身者であるあの2人。

・・・あいつらもお嬢様なのか?という疑問もわくけど・・・


そこのお友達ならもっとまともなお嬢様を紹介してもらえるんじゃないのか!?

そんな期待が持てるのであった。


私大の女子2人と早川さん、更には看護大学の早川さんのお友達、

そしてお嬢様大学と・・・


この合宿に参加していっきに出会いの場が広がって行ったぜ!!


お金も3000円しか払っていないのに、

費用対効果が半端ない!!


天文合宿、半端ないって!!


ちょっと入る部活を間違えたかな?


まあ、柊が入っているのだから、次回もまた参加できるというのがいいことだ。

次回は年明けって言ってたかな?

次も参加しよう・・・


こんなことを考えているとドンドンテンションが上がっていき、

朝ご飯の準備をする気にもなってきたのだが・・・


あの微妙イケメンとイモ女でげんなりしてしまう・・・


美男美女なら見てても楽しいけど、

残念な2人が、しかもこちらの空気を読んでくれないため

ものすごい変な空気の中で朝ご飯を食べることになったのだ・・・


まあ、いいわ!


この班もこれで終わりなんだからな!!



その後はみんなで集まって、天文部らしく、一応星についての勉強をしたのだが、

そんなこと何ってこれっぽっちも頭に入ることはない!


俺が考えていたのは・・・


どうすれば、早川さんとその看護大学の人とうまく付き合うことが出来るか。


それに加えて、あの私大の2人と同時にどう付き合っていくか。


更には、あのバカお嬢様学校の女子どもとどうやって付き合っていくのか。


それとうちの大学のオーケストラ部の今狙ってる前田さんと

どうやってうまく付き合っていくか。


最低でも1、2、4、5・・・6人になるということか・・・


6股・・・


一週間で一度、もしくは2度会えるかどうかか・・・


いや、土日は午前、午後に分ければ大丈夫だな!


まあ、1人1.5日分は分けれるということか・・・


なかなかハードだが俺ならこなせるか!!

じゃあ、スケジュールを・・・


こんな大事なことを考えていたのであった。



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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