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天文部合宿 ~8~

見事に逃げられた・・・

「へぇ~小学校の時から3人は仲良しなんだ!」


「そうなんだよー。」


「もう、ここまできたら腐れ縁だよねー。」


今日の俺は絶好調である!!

確信が持てる・・・


この2人をお持ち帰りできるということを!!


男の準備はできている!!


財布の中に二個入っているのは先ほど確認した!!


どこに行くかが問題だけど・・・



コテージ!


・・・は、他に人がいるしな・・・



天文台内!


・・・は、他の学生もいるからな・・・



外!!


・・・しかないか・・・

初めてで外はなかなかハードルが高いがこの際、仕方がない・・・



「藤本君と森永君は同じ大学なんでしょう?」


「そうそう。俺は一浪していて、森永は現役。

 それと同じ中・高校一貫の学校を出てるんだ。」


「え!?じゃあ、中学からの知り合いなの?」


「いや、学年が一つ違うし、故郷が全然違うところなんだよ。

 だから、大学に入るまでは全然知らなかった。

 それに同じクラスにも同じ学校出身者で、同学年の奴がいるんだけど

 そいつも全然知らなかったな~。

 ちょっと大きな学校でさぁ、一学年500人ほどいるんだ。」


「へぇ~、すごいね!地元の大学とかなら分かるけど、

 全然違うところで同じ学校の人に出会う何ってね!」


「まあね。向こうは一つ上の同郷がいるってことで

 だいぶ俺のことを慕ってくれてるんだよね。」


「そうだよね。見知らぬ地だし。きっと心強いよね。」


「そうなんだ。テスト勉強も俺が見てあげたりしてるんだよね。」


・・・・本当は俺がテスト勉強を見てもらっているが・・・



「たまにご飯をおごったり。」


・・・いつも奨学金が振り込まれる1週間前はずっとご飯をご馳走になっているけど・・・



「ちょっと惚れやすいから、振られことがあった時には励ましたりとかね。」


・・・そういば、この間10連敗を喫して励ましてもらったな・・・



「森永君に取ってステキなお兄さんだね藤本君は。」


「そうだったら嬉しいよ。

 やっぱり人の役に立つって気持ちがいいからね。

 それに親友の森永のためだったら尚更ね。」


ここで本日最高の決め顔を浮かべる。


2人からお褒めの言葉を受けて、「いやいや」と謙遜してみる。

これで2人の好感度はアップ・・・


いや、マックスに到達していることは間違いない!!

ここから・・・いよいよ勝負の時だ!!


上手く2人をお持ち帰りするぞ!!!


初めてが3人プレイと言うのに一抹の不安を覚えてしまうのだが・・・


男は度胸だ!!


何とかなるはずだ!!


っと決心した時にあの小さい子がトコトコとやってきて、2人にしがみつく。



「どうしたの?」


2人が心配そうにその子の顔を覗き込む。

そして何やら数言話したと思ったら、



「ごめんね、ちょっとこの子が体調悪いみたいだから私達部屋に戻るね。」


「・・・え!?」


「じゃあね。」


こうして2人は立ち去っていくのであった・・・


それはあっという間の出来事で、

俺はただただ呆然と見送ることしかできなかったのである。



「帰っちゃったか。」


なぜかニヤニヤ顔で俺の傍にくる森永。

俺の不幸を喜んでいるようだが、お前だって彼女に逃げられたくせに!!!


まあ、体調が悪い友人のためなら仕方がないな・・・

俺はそう思って切り替える。


まだまだ狙うべき相手はいるのだからな!


そう!


今回の合宿に参加してすぐに決めた相手がな!!!


いざ、第二ラウンドだ!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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