表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/225

天文部合宿 ~7~

男の友情は・・・軽いな!

「いよいよ、お互い気合を入れる時が来たな・・・。」


「ああ・・・ここが勝負の時だ。」



俺と森永は熱い握手を交わして


いざ、決戦の地へ!!


100名以上が集まっているため人がごちゃごちゃしている。

普段の俺だとイラっとしてしまって、すぐにこの場から離れようとするのだが、

今日は違う!


先ほど約束した3人がいるからな・・・


森永はあのちっこいのが好みのようだし、俺は残りの二人だ。

好みはかぶっておらず安全パイである。


ただ・・・


ここで問題がある・・・


2人のうちどちらを選ぶかである・・・


1人はD級持ち、もう一人はスレンダー美人。


まあ、どちらも数段早川さんに劣るが、

普通に街にいれば美人だと思われる2人だからな・・・


いいだろう、妥協してあげよう!


性格?


よくわからん。


お互いのことはこれから肌と肌を合わせていって知り合えばいいだろう。


しっかし、森永のロリコン好きは何とかならないかな?

今回も看護大学のあの小さい子に一瞬で一目惚れして、

即、失恋していたけど。

いつか犯罪で捕まらないか心配だな・・・



「藤本君!」


そう声をかけられて、俺は振り返る。


まあ、森永の心配はここまでだ。

ここからはこの2人のうちどちらかを選ぶかを決めなくてはな・・・


いや・・・


どっちもいただくか!?


そうだ!


俺には二股の経験があるじゃないか!!


俺の腹が決まったところで、俺は全力で二頭を追うのであった。




二頭を追うか!!って、絶対に考えているよな藤本なら。


俺の横でブツブツとさっきから言っていた藤本。

どうせどちらを追うかと考えていて、

2人が来たところを見て、結局どちらも捨てがたいとか思って、

結論はどちらも追うなったんだろうな・・・


タイプの違う女子だし!


男のかいしょうだ!


とか、頭の中では考えているんだろうな・・・

まだ半年ほどの付き合いなのに考えていることが手に取るようにわかるとは・・・


どうしようか・・・


この子にいい印象を与えるためにも

藤本のことをこの子に伝えて、この子から2人に伝えてもらった方がいい気がする。


藤本を裏切ることになるが・・・


俺の幸せの方が大事だ!!


この子との幸せのために犠牲になってもらうとしよう。




「じゃあ、今日の出会いに乾杯!」


そんなセリフ恥ずかしくないのかな?っと思うセリフを藤本が吐いて、

それに合わせて俺達も乾杯をする。


「この料理美味しいね。」


「・・・うん。」


結構な時間が経過してきてやっと慣れてきたのか、

返事だけはしてくれるようになってきていた。


何か頑張った甲斐がある。

頑張ったら頑張った分だけ一歩進んだことを実感できるから。


さっきまでの無言から、今は返事をしてくれるようになっていたのである。


このままいけばきっと彼女の心を融かすことが出来るはずだ!!


そのために・・・


犠牲になってもらうよ藤本・・・



「あのさ、あの二人って藤本のことをどう思っているかわかるかな?」


首を横に振って返事をしてくれる。

どうやら2人が藤本のことをどう思っているかなどの話はしていないのだろう。



「俺の友達のことで申し訳ないんだけど、

 藤本って・・・あんな感じで軽い奴で、

 今・・・2人を同時に狙ってるんだよね・・・。」


目を見開いて驚く。



「・・・2人とも?」


「そう。」


「同時に?」


「そうなんだ・・・。ごめんね節操がない友達で。

 それに他大学の女子も同時に狙っていてさ・・・。

 何か申し訳なくて・・・。

 だから、もし何かがあったら困るから先に伝えておこうかなと思ってね。」


申し訳ない顔を浮かべて話す。


まあ、内心では・・・


これで俺の好感度はアップ!!

友達のために犠牲になってくれ藤本よ!!

って、思ってるんだけどね。



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ