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コンビニ店員 ~3~

ノリノリの関西人・・・なかなか会話がすすまないわ!!

そんなことをしているとどうやら

あと少しで岩崎さんのバイトの時間が終了になるようで、



「もう、柊君がバイトの邪魔するから。」


「呼び出したの岩崎さんでしょう!?」


「そんな昔のことは忘れたわ・・・。」


「いやいや、スマホの履歴を見たら一発ですからね!」


「スマホ何って持ってないよ~。」


そう言いながら、スマホで何かしている岩崎さん。



「・・・その手に持っている奴は何ですかね?」


「男がそんな細かいことをいちいち言わない方がいいわよ。」


「・・・もういいです。」


「お、どうやら素直に私の言うことを聞いてくれるんやね?」


「・・・。」


「沈黙は肯定ととって、じゃあ、ご褒美を上げるわよ!」


そう言いながら奥へと入って行き、

次の時には手に大きな籠を持って現れるのであった。



「廃棄弁当持って帰っていいよ♪」


「いいんですか!」


俺も柊も喜んでしまう。



「かわんよ~。どうせ、従業員で持って帰るんやから。」


そう言いながら、どうやら自分の分を確保しているようで、

いくつかを取って、袋へと詰めていった。


俺達もそれにならって、いくつかを取る。



「袋はレジの所にあるねん。」


そういってレジの方へとお弁当を持って行きながら、


「お客様・・・


 お弁当温めます?」


その言葉に柊が、


「いや、そのままでいいです。」


「遠慮なさらず。」


そう言って、ニッコリと微笑みながらレンジへと弁当を入れるのであった。


「いらんって言ったやんか!!」


「私の優しさ受け取りいやー!!」


「いらんわ!明日たべるつもりだったのに!」


「18歳の小僧が、そんなけちけちせいへんといますぐ5、6個弁当たべえやー!」


「夕飯は食べてます!」


「じゃあ、夕夕飯で食べや!」


「とりあえず、夕の字を重ねてみました~ってきな、ノリはいりませんからね!

 それなら夜食とか言ったらいいでしょうに!」


「・・・あ!」


「いやいや、何今気づいたみたいな顔を!?」


「じゃあ、夜食で♪」


「なんだよ、じゃあって!しかも俺はいらないって言ってるでしょう!?」


「仕方なないな~、半分は食べてあげるわよ。」


「何でそんな上から目線!?いや、そんな優しさいらないですからね。

 それなら温めないって優しさが欲しいです。」


「欲しがりさんね♪」


「全然!欲してませんからね!!」


そんなやり取りをしている中、美味しそうにお弁当は温め終わるのであった・・・



「俺が今から食べるわ。」


そう言って、俺が食べることにした。

この匂いを嗅ぐだけで、お腹がすいてくるし・・・



「岩崎さん、半分いりますか?」


「いや、いらへんねん。ありがとう。」


・・・まあ、序盤から気づいていたが、柊と俺との接し方に若干の・・・

本当に若干の差があるのは気のせいだろうか?


まあ、柊は出会ってからの期間が長いので

やっぱりその分の差が出ているのだろう。


それなら俺も今からその差を一気にまくればいいだけだ・・・


5人目に好きになった人・・・岩崎さん・・・


俺の恋はここから燃え上がっていくぜ!!!



俺が黙々とお弁当を食べている間も岩崎さんは商品陳列をしながら、

横には柊を置いて、しゃべり続けている。


・・・あれ?俺、放置中?


弁当を食べ終えて、柊の元へと向かうと、



「そろそろ、私のバイト時間も終わり!!

 ・・・とりあえず何か買っていきへん?

 廃棄弁当だけ貰って帰るってイヤやろ?」


「いえ、別に・・。」


「そうやねんなー、気がひけるわなー。

 そういや!からあげくん揚げたてやで!」


「・・・分かりました。じゃあ、揚げたてのください。」


そう言いながらレジへ向かおうとしている柊に、


「ごめんなさい・・・


 古いモノからしか渡せないんです。」


「・・・確信犯ですよね?」


「確信犯ですけど・・・何か?」


「・・・じゃあ、からあげくんはいいです。」


「じゃあ、他のモノ選んできてやー。」


したり顔の岩崎さん。

どうやら柊をおちょくるのが楽しいらしいようだ。


・・・この2人の仲に割って入るのは・・・俺なら出来る!!!


俺はアイスを買って岩崎さんのいるレジへと向かう。



「いいんやで、藤本君。別に買わへんでも。あ、柊君はダメやで!」


「・・・差別が・・・」


「ちゃうねん!


 区別やねん!!」


「うまいこといいますね。」


俺がほめると、岩崎さんも嬉しそうに『ありがとう。』って言ってくれるのであった。


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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