GWの過ごし方6 ~森永編~
ここで一旦更新停止します!
また一カ月後にお会いしましょう!!
その間は別の小説が更新されますのでぇ~♪
いかんいかん!頭の中で話が脱線していた。
意識を戻して、中西の方へと意識を向けるのだが、
「どうしてわかんないんだろうか・・・。」
とブツブツ言っていた・・・
どうやら意識をこっちに戻さなくても良かったようだ・・・
まあ、こんな状況なら中西に確認もしやすいな!
「なあ、中西。」
「なんだ?」
俺の呼びかけにこっちに顔を向けてくるのだが、
その目がちょっと怖いのはなぜだろうか?
・・・目だけで分かるぞ・・・
どうして橋口さんの良さを理解できないんだって顔だな?
そして、そんな俺にちょっと不快感を出しているな?
・・・
たぶんだけど、俺が好きと言っても不快感を示す顔をするだろうなこいつは・・・
うん!どっちの選択肢も不正解だ!
・・・なんて理不尽な・・・
思いっきり心の中でため息をつきながら、中西に聞く。
「お前って・・・橋口さんのことを好きなのか?」
その俺の質問に驚いたような表情を浮かべる!
・・・何で?
こいつはバレてないと思っていたのだろうか?
あんなに分かり易い反応をしているのに・・・
「ど、どうして・・・そ、そう、そう思うんだよ?」
「・・・そんなに動揺していたらバレバレだろうに・・・。」
「ち、違うからな!こ、これは違うからな!!」
・・・これってなに?
そう思わずツッコミを入れたくなるのだが、
まあ、こんなに動揺している中西何かを言うのは辞めておこう・・・
そう思っていると、
「は、橋口さんのことは・・・好きと言うか・・・
素敵だというか・・・可愛いというか・・・。」
中西は高校まで柔道部であり、
明らかに他の男子よりもガタイがいい・・・
そんな男が目の前でクネクネしているのである・・・
別に見たくもないのに・・・
っていうか、ちょっと気持ち悪いな・・・
「だけど、橋口さんって彼氏いるだろう?」
そいうと目に見て落ち込む中西・・・
おお!分かり易い奴だ!!
「・・・そうだな・・・。」
さっきまでの浮れていた気分から確実に奈落の底へと落ちていることが分かる。
・・・しまった・・・禁句か・・・
まだまだ駅とか大学まで遠いいのに、
こんな凹んだ中西と帰らないといけないとは・・・
その後はしばらく無言となってしまう・・・
・・・気まずいっす!!
何か話題をふってあげたいのだが、
如何せん!俺と中西はほとんど話をしたことがない!
そのためどんな話題をフッていいのかが分からないのだ!!
・・・天気の話題?
・・・どこぞのサラリーマンじゃないんだから、学生がそんな話題をフッてどうするんだよ!!
どうしようと困っていると、
「ま、まあ、俺は別に橋口さんのことが好きじゃないからな!
だから橋口さんに彼氏がいても全然関係ないんだよ!!」
・・・無理があるって中西!!その言葉に!!
お前絶対に橋口さんが好きだろう?
丸わかりだからさ!!
っていうか、どうしてそんなしょうもないウソをつく!!
「そ、そうなのか・・・。」
俺はそう答えるだけで精一杯だよ!!
「橋口さんは・・・素敵だな~とは思うけどな。」
・・・もう、それって告白しているようなもんですよね?
好きって言ってるようなもんですよね?
どうして、そこでハッキリと好きって言わないんだよ!!!
「そ、そっか・・・。」
これで話題を打ち切ろうと俺は思っていたのだが・・・
「橋口さんってさ・・・・。」
なぜか、また橋口さんの話題に戻して中西が橋口さんについて
熱く語りだすのであった・・・
どうして話題をそこに戻した中西!!
わざわざ俺がそこに触れないようにしてやったのによ!!!
その後は別れるまで延々と橋口さんの情報を教えて貰った・・・
おかげで、小学校か高校までの身長から出席番号、どんな恋愛をしてきたかまで語れる
プチ橋口マニアになってしまったのは言うまでもない・・・
来るといいな橋口さんとの春が・・・
俺は心の中で、中西にそう告げてあげるのであった・・・
まあ、最後は辛かったけど、
この飲み会で武田さんの誕生日が知れたので良しとするよ!!
どうしよう・・・
どんな誕生日プレゼントなら喜んでくれるかな~♪
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。