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GWの過ごし方4 ~森永編~

飲み会をする20分ほど前になると中西も無事に俺達と合流した。



「いやぁ~、すまんな。」


「電車が止まったのならしかたないよね。」


武田さんが中西に謝ったことに応えているのだが、

俺は心の中では、



“グッジョブだ!中西!!”


そう心の声で答えるのであった。


武田さんがプレゼントを中西に渡すと、中西は中身を確認して満足げな顔をする。

どうやら中西が指定したもので間違いないらしい。



「じゃあ、まだ早いけど、お店に行こうか。」


ステキな笑顔を俺達に向けて中西が嬉しそうにお店へと向かう。

その足取りはものすごく軽そうである。

その姿を見ながら、俺は武田さんが言っていた、



“橋口さんが好き”


という言葉を思い出して、それが正しいなっと確信するのであった・・・。



すでにお店には橋口さんがいて、



「はやいねぇ~!」


「うん、ちょっと彼氏に送ってもらって。」


・・・おおっと!そんなこと言っちゃうんだ!?


ちょっとハラハラとしながら、中西を見てしまうのだが、

中西は笑顔を絶やすことなく、



「優しい彼氏やんな~。」


「そうだよぉ~。」


・・・どうしよう・・・


中西が橋口さんを好きなの気づいてしまっているのに

そんな返しをしている橋口さんの言葉が、

中西に向けてのはずなのに俺の心にも刺さってくるんだけど!?


ど、どうしようと思いながら武田さんを見ると武田さんも

ものすごく困ったような笑顔を浮かべているのであった。


・・・あ、仲間だ・・・


とりあえず俺達は席に座ろうとするのだが・・・


ここで中西が意外な行動にでる!!


っていうか、そっち!?


中西が橋口さんの横に座ったのだ!!


4人掛けのテーブルで、2人ずつの対面式なのに

橋口さんの横にお前が行ったらさ・・・


武田さんが俺の横だよね!!!


やっぱり!!


めっちゃ期待してしまって武田さんを見ると・・・



「いやいや、この場合は、私の横は武田さんでしょう!」


橋口さんからのツッコミが中西に入ってしまうのだ!!

正しいツッコミだよ!!


だけど・・・


ここでそれをツッコまないで!!!


そしたらさ・・・・



「そ、そっか・・・。」


そう言って、対面の席に座る中西・・・

空いた席に橋口さんが武田さんを座るように促す・・・


うん・・・そうなりますよね・・・


俺は空いている中西の横に座るのであった・・・


どうして・・・


どうして、橋口さん!!中西を止めたんだよぉ!!!


あとちょっとで武田さんの横に俺が座れたんだぞ!!


くそぉ~~~!!!


めっちゃめちゃ残念であるが、

こうなってしまっては従うしかないのであった・・・


その後も席替え何かはなく進んでいく・・・

まあ、合コンじゃないからそうなるだろうけどさ・・・


しばらく食べた後で、中西からの橋口さんへの誕生日プレゼントを渡すのだが、



「これ、誕生日プレゼントだよ。」


「え!?」


そういって、固まってしまう橋口さん・・・


そこには微妙な空気が流れるのだ・・・


間違いなく、中西からのプレゼントに困っている感じだ・・・


笑顔の中西が痛いよぉ~!!!


ど、どうしよう!!


そう思っていると、武田さんが、



「みんなでお金を出し合って買ったんだよ。」


そう告げると、先ほどまでの困惑した顔が破顔して、

安堵の息が漏れた後に満面の笑みへと変わっていくのであった・・・


ど、どうやら受け取ってくれるようだ・・・


グッジョブです武田さん!!


気まずかった空気が一気に弛緩したよ!!


その後は、橋口さんはみんなの誕生日を聞いていき、



「じゃあ、みんなの誕生日にもちょっとしたモノを送るね。」


そう言ってくれるのであった!


・・・ここで気になったのは、中西の誕生日は知らなかったんだな・・


ま、まあ教えることもないだろうしね!!


飲み会を終えると、中西が橋口さんを送ろうとするのだが、

お店の前に彼氏が迎えに来ていた・・・


なんか・・・


徹底的に避けられてませんかね?


手を振りながら橋口さんを見送る中西の背中に哀愁を感じたのは俺だけだろうか・・・


ちなみに!!


武田さんもご両親がちゃんと迎えに来てました!!


・・・俺の背中にも哀愁が漂ってそうだな・・・



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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