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GWの過ごし方2 ~森永編~

集合時間の20分前。



「お疲れさま。」


「お疲れさま。」


なんと武田さんが中西よりも早く来たのである!!!

これって二人きりで話すチャンスじゃん!!



「時間より早く来たんだね?」


「今日はさっきまで部活があってね、

 それでそのまま来たから早めに着いたんだ。」


そう言えば藤本が明日も部活だって文句を言っていたな!


ただ・・・


自主休日だ!!って叫んで、どこかに行っていたみたいだけど・・・


・・・藤本の話題はNGなので止そう・・・



「ゴールデンウイーク中も練習って大変だね?」


「そんなことはないよ。結構バイトがあるくらいで、暇な時間があるしね。

 だから全然問題ないんだぁ。」


「そうなんだ!?どっか行ったりしないの?」


「うぅ~ん・・・。昔の友達と少しご飯を食べに行く予定があるくらいで、

 後はそんなに予定もないしね。

 ただ、お兄ちゃんが、なんだったかな・・・何かの展覧会があるから

 行くぞ!とか言っていた気がするなぁ~。」


「へぇ~!!お兄さんと仲がいいんだ?」


「どうだろう?普通じゃないかな?森永君は兄弟は?」


「いないよ。俺、一人っ子だよ。」


「へぇ~、そうなんだ!しっかりしてるから、弟か妹がいそうだけどね。」


「そうかな?」


武田さんにしっかりしていると言われてちょっと嬉しい・・・


いや、かなり嬉しいぜ!!!


頼りになるってことだろう?


頼りになる男ってモテるんだよな!?


良いぞ!!その好印象!!


きょうはこれからもっと好印象を残してやる!!


そんなことを心に来めるのである!!


そんなことを考えている時に、



「あ!?」


そういって、スマホを取り出す武田さん。

その行動に俺も自分のスマホが光っていることに気づいて、

スマホをポケットから取り出すと、



「ああ・・・電車が止まったんだね~。」


それは中西からのメッセージで、

電車が止まってしまって、電車が止まってしまって、

あとちょっとだけで間に合わないとの連絡であった。


おいおい・・・


それじゃあ・・・


俺は武田さんと二人っきりかよ!?


心の中でガッツポーズをとる俺!!


武田さんの方は、スマホをいじっており、グループトークに

“了解”とのメッセージを送っていた。


その後、中西からは、プレゼントはこれで!!っというメッセージが届き、

お店と値段の写真が送られてきたのであった。


それを見た俺と武田さんは思わず笑いだしてしまい、



「俺達早めに集合する意味なかったんじゃない?」


「そうだよねぇ~。もう買うモノ決まってるならさ。」


ちなみに中西からは候補と行ってきていたのだが、

当然これが本命だろうし、



「これにしようか?」


「そうだね。」


2人で苦笑しながら、これが売っているお店へと向かう。


その道中は普段何してるかなどの、

学校で話す内容とは違う個人的なことを聞けて

めちゃめちゃ有意義な時間になっていた。


どうしようか・・・


このままぶっちして、どこかで2人でご飯食べたりしたいんだけど・・・


そんなことを考えていると、急に武田さんが、



「中西君って・・・橋口さんのことが好きなのかな?」


「え!?」


俺は思わず驚いてしまう!

そうなのか?



「違うのかな?そんな話はしない?」


「全然しないよ。ああけど・・・どうなんだろうかな?」


「どうなんだろうね・・・。

 だけど、たぶん好きだと思うんだけどね~。」


「その根拠は?」


「うん?

 この中西君が指定したプレゼントって橋口さんが好きなキャラなんだよね。」


「そうなんだ!?」


「うん。」


そう言われて、再度中西からのメッセージを観るのだが、

全然わかりません!!


そもそも橋口さんってどんな人なんだろう?


すでに同じクラスになって1年ちょい経過しているけど、

そもそもほとんど話したことがない!


無理だな・・・分かるわけがない・・・


そっか・・・

それなら中西が橋口さんのことを好きだと推測する理由がわかるな・・・


・・・そこでふと俺は武田さんのことを思い返すのだが・・・


全然わからないことに愕然とする・・・


そもそもそんなにまともに話したこともないから・・・


・・・は!?今がチャンスじゃないか!!

そうだよ!このチャンスを逃してなるものか!!!


俺は意を決して、そして俺の気持ちがバレないように

細心の注意を払いながら尋ねることにしたのだ・・・



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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