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男が惚れるキッカケ ~森永編パートⅡ~

男とは・・・チョロイ生き物ですわ!!

食事を終えて、料金は・・・半々にした。

どうしてもここは譲りたくないらしい。

お礼の意味がないけど・・・


イイ子じゃないか!


その後、どこかに行こうと誘ったところで、



「ごめんね。今日はピアノがあって・・・。」


「へぇ~、ピアノやってるんだ!」


新たな発見があり、ちょっと嬉しい。

たぶん、他の人は誰も知らないんだろうし・・・



「じゃあ、仕方ないね。」


習い事があるなら仕方がない。

そのため大学近くのバス停まで送ることにした。


2人でゆっくり歩きながら、残り少ない時間を出来る限り2人で過ごせるように

ゆっくりと歩いていく。


ただ、どんなにゆっくり歩いたとしても

バス停までの距離は有限であり、結局5分ほどでバス停に着くのであった。


ただ!

俺のメインイベントはここから始まる!!



「小山さん!」


「何?森永君?」


「好きです!付き合ってください!!」


俺は直球で小山さんに告白をする。

すると目を大きく見開いて驚いた顔をする小山さん。


・・・彼女はこの場で告白されるとは思っていなかったのだろうな・・・


顔を赤くしている小山さん


・・・ああ、嬉しいのか・・・


そして、ついに意を決したようで顔をこちらに向けてくる!



「ごめんなさい。」


・・・へ?


ナンテイイマシタ?


ちょっと何を言っているか分からないです。


「もしかして誤解させてしまったかもしれないけど、

 森永君のことは・・・


 ただのクラスメイトとしか思ってないから!」


その言葉を残して、小山さんはバス停に来たバスに乗って去っていくのであった・・・


・・・あれ?


・・・おかしいな?


・・・目から汗が止まらないぞ・・・




「マジでか!?」


俺の今日起きたことの顛末を藤本に伝えると

やはり驚いた顔をする。



「俺は・・・彼女は森永のことを好きだと思っていたのに・・・。」


藤本の意見には同意する。

だって、普通あんなにやさしくするか?

それに好きでもない男と食事を行くか?


その日は藤本ともに自棄になって夜中まで泣くのであった。




後日談


「「あぁ~小山さんか・・・。」」


渋い顔をする柊と坪倉ちゃん。

2人にも事の顛末をつたえると、そんな顔をするのであった。



「あんまりいい噂は聞かないよね。」


・・・え?


「彼女の周りの友達って・・・


 自分より容姿が悪い人を選んでるって話だぜ。」


・・・え?


「それになー、小山さんってなー・・・


 告白させるのを趣味にしてるらしんやわ。」


・・・え?


「ああ、聞いたことある。

 もう何人か男子に告白させてるんだろう?」


「そうやねん!うちのクラスの男子もなー、3人ほど小山さんに告白してんねんやー。

 けど、誰もOKもらってへんねん。」


・・・え?


俺が呆然とする中で、柊と坪倉ちゃんがお互いの情報を確認し合っていた。


2人の話を聞きながら呆然とする俺に、


「「ご愁傷様です。」」


とだけ、2人が言葉をかけてくれるのであった。




更に後日談


「森永・・・俺は聞いてはいけないことを聞いてしまった。」


それはまだ傷心の傷がいえていない時であった。

真剣な顔をして俺の部屋に来た藤本が、


「小山さんな・・・


 3カ月で10人切りするっていう賭けをしていたらしい!!!」


・・・え?


「それでな・・・


 10人目が森永だったらしいぞ!!!」


・・・え?


「ちなみに森永に対する感想があって・・・


 『ちょろいわあいつ』


 だそうだ。」


言うまでもなく俺の傷心は更にえぐられることになったのであった。

・・・ちょっと女性に対して、トラウマになるかも・・・



ちなみに、教室で小山さんに会った時のことである。


「・・・ごめんね、森永君。」


その一言ですべてを許した俺は確かにチョロイわな!!!



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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