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GWの過ごし方2 ~北谷編~

そう決まると行動は早い!


すぐに荷物をまとめて、なぜか今日の夜中から出発することになったのだ!!

まずは目指すは楠橋の実家がある兵庫県の北!



「高田君大丈夫?運転?」


「柊君は免許持ってるんだよね?」


「持ってるから、交代は出来るよ。」


「とりあえずは2時間ごとに交代して行こうか。」


「了解!」


「お二人さん頑張ってやぁ~!俺は・・・後部座席で仮眠しておきます。」


「まあ、免許ないしね。その代わり、しっかりと行き先の予定を決めといてよ。」


「任せといて!」


こうしてそれぞれの役割を決めて、目的地へと向かうのであった。

高速はもったいないということで、下道でのんびりと向かう。



「・・・やっぱり山の中だな~。」


外灯もない山道をひたすら走っていく・・・


そして・・・


俺は完全に寝てしまうのであった!!


ただ、別に前の二人は特に怒ることもなく、

そして起こしてもくれずに最初の目的地であるとある城に到着していた。



「ほぉ~ら、起きろ北谷!城まで歩いて上るぞぉ!!」


そんな声が遠くから聞こえて来たと思ったら、

体を揺さぶられる・・・だけど、俺がまたまどろみの中へと行こうとすると、


スパーン!!


激痛がデコに響くのであった!!



「いってぇ!!!」


「あ、起きた?」


「いやいや、起こし方!!もっと別の起こし方もあるやろう?」


俺は額をさすりながら、起き上がる。

その仕草を笑いながら見ている柊と高田君。

高田君のデコピンは本当に頭蓋骨をくだけるんじゃないかと思えるくらい痛い・・・


そして、その痛みに耐えている顔を見るのが好きな高田君・・・


そんなデコピンを高田君に授けちゃ駄目でしょう!神様!!


無理やり覚醒した後、車外を見てみるのだが、まだまだ外は暗い・・・



「まだ暗いじゃん?」


「今の時から登っていくみたいだよ。」


そういって、柊が外を指さすと、確かに同じ駐車場に止めている車から

ゾクゾクと人が出てきて、城を目指していたのである!



「なるほどね。」


俺はすぐに理解して、車外に出る。

当たりはゴールデンウィークとしてはちょっと肌寒い気温であったが、

これくらいの方が目が覚めるなぁ~とか思いながら歩き出す・・・


ただイマイチ覚醒はしていなかったのだが・・・


俺を覚醒させるには一発の出来ことが起きるのである!!


それは・・・



「うわぁ~、今から城まで結構な山道やなぁ~。」


「せやでぇ~!せやから、パンプスは止めえやぁ~ってゆったんやん!」


俺は思わずそちらの方へと顔を向けると・・・


ビンゴぉ~♪


2人の女性がそこにいたのである!!


3対2!!


よし!行けるぞ!!


それにちょうど俺達のすぐ後ろを歩く女性二人組!!


こんな幸運を逃す男がどこにいるだろうか!!


いるわけない!!


・・・俺の前方を歩く2人はほっといていいけど・・・



「あぁ~も!!歩きにくい!!」


女子がそんなことを言っているのに俺は当然・・・


参戦だ!!!



「めっちゃ歩きにくいねんなぁ~。

 こっちの端の方を歩く方が、削れてへんから歩きやすいで。」


俺が話しかけたことに目をぱちくりして驚く女子達!


・・・いけるか・・・いけないか・・・


ここが勝負の分かれ目だ!!


ここで、俺の言葉に返事をしてくれたなら、

いけるぞ!!


そう思っていたのだが、少しの間があいてしまう・・・・


これはまずい!!


俺は直感する!!


これはダウトだ!


この状況を打破しないと・・・


・・・ちぃ!!ジョーカーを使うぞ!!



「なあ、高田君、柊!端っこを歩く方がいいやんなぁ~!!」


そういって、イケメン2人に声をかけると、

2人ともがこっちを振り返ってくれる!


よーし!きたぁ~!!!


さぁ、女子達よ!どうくるよ!!


そう思いながら、2人の方を振り向くと・・・


キーター!!


モジモジしてますやん!!


これは・・・イケたね♪


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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