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コンビニ店員(山本さん) ~4~

次の週には一応月曜日に部活前にコンビニをチラリと覗くと

あやちゃんがレジでお客さんの対応をしているのを見てホッとする。


あんなことがあったので、辞めてしまうかな?っと思ったのだが、

どうやら無事にバイトをしているようだ。


・・・先週はとんだ目にあったが、

話をするネタはしっかりと出来た!!


俺はタダでは転へんねん!!


ということで、部活を終えてここのコンビニ来ることを決めるのであった。



部活を終えた21時過ぎ、コンビニに行くと、



「いらっしゃいませ、こんばんは~。」


いつも通りの掛け声が聞こえてくる。

レジには店員さんがいないのだが、きっと陳列をしているんだろう。


俺は陳列をしているだろうと思われるパンのエリアへと向かうと

そこにはやっぱりあやちゃんと他の店員さんが陳列をしているのであった!



「あ!?」


あやちゃんが俺を見るなり、大声をだす!

これは・・・俺のことを覚えてるな!!


そう思っているとすぐにあやちゃんは立ち上がって、



「先週土曜日!ありがとうございました!私のこと分かりますか?」


やっぱりそうだよね!!

そう来るよね!!



「覚えてるよ。脅されていた店員さんだろう?」


「はい!あの時は、ホントありがとうございます。」


「いやいや、俺は何もしてへんよ。やったのは柊やし。」


「あの方って柊さんっていうんですか!?

 今日はご一緒じゃないんですか?」


「この間はたまたまやってん!あの後みんなで一週間のお疲れ様会をしようと思って、

 ここに買い物に来たところやってん。

 今日は部活終わりに夕飯と明日の朝食を買いにきてん!」


「あ、そうなんですか?

 そういえば、たまにこの時間帯でお見掛けしますねぇ~。

 部活帰りなんですか?」


「そうやねん、空手部に入ってて、いつもこれくらいにおわんねん!」


「空手部!?なるほど!それであんなにすごかったんですね!!」


「うん?いや、柊はちゃうんねんで。

 あいつは・・・何か格闘技はやってるってのは聞いたことがあるけど、

 なんやったやろうか?だけど、空手とちゃうで。」


「それでもやっぱり格闘技やってたんですね!!

 いやぁ~、私初めてあんなに人が飛ぶところを見ましたよ!!

 何か、映画の世界では殴ったり蹴ったりして人が飛ぶところを見たことがありますけど、

 実際に見たことないですからね!!

 いやぁ~正直興奮しちゃいました!

 あんなことがあって不謹慎なんですけどね。」


そう言って、ぺろりと舌をだす仕草が可愛らしくて、

思わずグッときてしまう!


「いやいや、わかるでその気持ち!

 俺も興奮してん!あんなの普通見いひんからな!

 確かに空手の組手の時に、たまにあんな化け物みたいなことする人もいんねんけど、

 そんなんしょっちゅうちゃうねんからね。」


俺とあやちゃんが話に盛り上がっていると、



「ごほん!」


咳ばらいをしてくる男の店員さん・・・



「あ!?す、すいません。」


謝りながら、俺に断りを入れて、陳列をまた再開するあやちゃん。



「すいません。」


またその店員さんに謝り、まあバイト中だからねっと注意する男の店員さん。


・・・その咳払いの意味は、さぼっているんじゃないよっていう注意の意味よりも

絶対に他の男である俺とあやちゃんが話していることが気にいらないんだろうな・・・



「こっちこそ、ごめんな。」


そう言いながら、男の店員さんの方にも視線を向けるのだが・・・


やっぱり・・・


完全に嫉妬の籠った目でこっちをみてくるわ。


まあ、別にそんな嫉妬ぐらい全然問題ないけどね♪


俺は夕飯と朝食分を選んでレジに行くと、すぐにあやちゃんが着て、

レジ対応をしてくれるのであった!!



「バイト忙しいの?」


「え?」


「いや、平日も結構見るし、この間土曜日も見たからさ。」


「この間の土曜日は、バイトの人が急遽変わって欲しいってきて、

 入ったんですよぉ~!そしたらあんな目に会うし!!

 ホント災難でした!!」


おもいっきりため息をつくあやちゃんであったが、

すぐに俺の後ろにもお客さんが並んでいるため真顔に戻り、

次のお客さんの対応をするのであった。


俺はあやちゃんに手を振ってかえるのだが、

その手を振ったのを見て、俺に振り返してくれるのであった!!


やったぜ!!


めっちゃ距離を詰められた!!


俺はルンルン気分で家路につくのであった・・・



気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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