テニスサークル ~3~
「ねぇ~、藤本君だったっけ?」
森永がトイレに行ったと同時に俺に話かけてくるギャル。
それも・・・
デッカイおっぱいの方が!!!
っていうか、その谷間から俺は目が離せないのだが!?
「・・・な、なんだい?」
何とか返事をするのだが、目が一向に離れない!!
するとそれを察しているように、
体をゆすっておっぱいを揺らすギャル!!
思わずその揺れるおっぱいを目で追うのである!
その光景を見たギャルはニヤリと笑いながら、
「そんなに気になるんなら・・・
触る?」
そう言って胸を差し出してくるのであった!!!
「ま、マジで!?」
「マジだって。っていうか、それならとっとと抜けだそうよ。」
「・・・え?」
「だから、ここから抜け出すの♪」
これは・・・あれか?夢か?
映画やドラマで見たことはあるが・・・
てっきり都市伝説かと思っていたぞ!!
本当に抜け出して・・・
どこかのホテルへ行くやつか!?
いや待て!まだ抜け出そうって言われただけだ!!
そこで勘違いをしてはダメだ!
何か高いお店に連れていかれて、
支払いの時なると怖い黒服の男達に囲まれて、
飲み物一杯で10万円とかを請求されるやつじゃないか!?
「ど、どこへ行くんだ?」
生唾を飲み込みながら、恐る恐る聞くと、
「どこって・・・ホテル以外どこがあるの?
あ、別に藤本の家でもいいけど?」
「は、え?ホテル!?」
「何?外がいいタイプ?だけど、私、着衣しながらは、
服がしわくちゃになって嫌なんだけど~。」
え?する?外で?しわくちゃになる?
・・・
ちょっと脳内キャパが処理しきれません!!
「え?ここから抜けていいの?」
「何言ってんの?当然じゃん!
っていうか、ここにいる連中はみんなそのつもりで来てんだよ。」
そう言いながら笑いだすギャル!
「っていうか、あそこの席の二人なんてもういないじゃん。」
そう言って、ギャルが指さした方を見ると、
そこには食べかけ飲みかけのモノはあるのだけど
そこに座っているべき人が誰もいないのである・・・
「し、支払いは?」
「あとで清算するんじゃない?っていうか、はらったことないしぃ~わかんない。」
「そ、そっか・・・。」
「っていうか、とっととやりに行こうよ~。」
そういって、俺は腕を掴まれるのだが・・・
ムニ・・・
捕まれた腕がギャルの胸の谷間に押し付けられるのであった!!
絶対に意図してやってるな!!
俺の顔を見るなりニヤリと笑うギャル。
こいつは確信犯だ!!!
「も、森永に一言・・。」
「大丈夫だよ。この子が、その森永君の相手してあげるからさぁ~。」
「うぃ~!任せといてぇ~!」
スマホをいじりながら、こちらを見向きもせずに返事をする。
・・・
「そ、それなら・・・。」
「分かったならいこうよぉ~。」
そう言って俺の腕を掴んでいた方を引っ張って
俺を席から立ち上がらせようとするギャル。
お、俺・・・
このまま・・・
一気に卒業をむかえるのですか!?
大人の階段を上るのですか!?
・・・
隣にいるギャルを見ながら、生唾を飲み込む・・・
顔も悪くない・・・
体は・・・むしろ最高!!
ちょっと頭が弱そうだけど・・・
むしろそれがいいのでは!?
「じゃあ、私らいくから!」
「は~い!」
そう言い残して俺は、このギャルに引きつられて店の外へと出ていくのであった・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。