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新入生歓迎会(二回生):天文部 ~3~

こうして一旦空手部に戻ったのだが・・・


まさに閑古鳥が鳴いていた!



「・・・き、北谷・・・。」


泣きそうな目で俺を視る主将に、



「大丈夫っす!俺配ってきますね!!」


そういって、残されていたチラシの2/3を持って、

配りに行くのであった・・・


道中も配るがほとんど受け取ってもらえない・・・


こんなにショックを受けるんだな・・・


俺は・・・


ポケットティッシュのバイトは出来ないな・・・


しみじみ思いながら、俺はまた天文部の場所へとたどり着く。

そして先ほどまでの作戦を実行するのであった・・・


結果・・・


途中で天文部のチラシの方が先に無くなるという問題が発生したが、

持ってきたチラシのほとんどを配り終えていたので、

主将から抱き着かれたのであった!!


・・・あとで来るかは微妙だけど・・・


まあ、ホント・・・1人!


・・・いや、出来れば3人!


・・・可能であれば5人をお願いします!!!


そんなことを思っているっと、一瞬柊の傍を離れた美女!!


俺はその姿を片時も話すことなく視界に納めていたので気づいた!


ここがチャンスですよ!!


このチャンスを逃してなるものか!!

そう思って、その美女の方へと近寄ろうとした時であった!!



「お疲れさま。」


そういって話しかける男子達がいた!!

どうみてもテニスサークルの連中だ・・・


あいつら・・・


テニスサークルに連中の目的は明白であり、



「疲れたよねぇ~!だったら、俺らとそこら辺でお茶でもしに行こうよ!」


「俺らおごっちゃうよ。」


そう言って、3人組が動けないように囲おうとする!!


ここで動いてポイントを稼がないと!!

俺はすぐに美女の傍へと駆け寄って、



「うざいねん!お前ら!!」


そういって、その囲みが完成する前に俺は体を入れて阻止するのであった。



「北谷!?おまえ!!」


テニスサークルの連中から俺に視線が注がれる。


俺もテニスサークルの連中を睨み返す。


俺とこいつらは知りいあだ・・・


だって・・・


俺も元テニスサークルだからな!!


だから、こいつらがどんな連中かをよーくしっている!!

だからこそ!こんな汚い連中の手に美女を渡すわけにはいかないんだ!!


その熱い思いに駆られて、美女のために体を張っていると・・・



「いそいどんねん。行っていい?」


俺達の険悪な空気を完全に無視して発言する美女!



「そうなの?俺達車で来てるけど、送ろうか?」


テニスサークルの連中の1人が、美女へと猫なで声で話しかける。

その手が美女の細腕を掴もうとする!!


なぁ!?


お前どさくさに紛れて!!なにをしようとしてるんだ!?


そう言おうとした時である!


伸びてきた手を逆につかんで、クルリと返す。



「「「「え!?」」」」


俺もふくめてテニスサークルの連中も驚く!


そして次の瞬間・・・



「い・・・いたたたた!!!」


そう叫びながら地面へと膝をついてしますテニスサークルの1人!

その腕はひねられており、しかも完全に関節技が決まっているのである!!



「看護師は強いねんで。」


笑顔ではあるが、完全に有無も言わさない迫力があった!!



「・・・は、はい・・・。」


テニスサークルの連中は完全にビビッてしまっている。

俺も呆然と見ているだけの状態になっていた・・・


その後は手を離して、すぐにどこかへといってしまうのであった・・・



「なあ・・・・。」


テニスサークルの連中が俺にむかって言葉をかけてくる。



「あの人・・・何者?」


「・・・しらない・・・。」


「・・・人は見かけによらないな・・・。」


「だな・・・。」


テニスサークルの連中の意見に俺は素直に同意する。

もっと華奢に見えていたのだが、

じつは全然違ったのであるから当然だ・・・


あれって?合気道ってやつかな?

っていうか、たぶん戦い慣れてない?


気のせいかな・・・


余りに滑らかに捻りあげていたけど・・・


それにたぶん、ここに人が密集してなかったら、投げ飛ばしてそうじゃなかった?


あ、お前らもそう思う?


やっぱりか・・・


よかったな・・・そのくらいですんで・・・


俺とテニスサークルの連中はなぜか、

心のそこで変なことしなくて良かったと思うのであった・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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