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野球スパイク製作のバイト ~9~

どのくらい呆然としていたのか分からないが、


ポン!


という音が俺のスマホから鳴り出して、

俺はスマホを観るのだが、



“もう終わった?”


柊からの確認メッセージであった


・・・とりあえず柊を呼ぶか・・・


そう思って、柊にメッセージを送ると、

どうやら家庭教師が終わったようで、こっちに来てくれるらしい。


しばらくすると柊の声が入り口から聞こえてきて、

すぐに俺達の小部屋の扉が開くのだが・・・



「がははは!!楽しんどるか!!」


何と柊だけではなく、工場長まで一緒に居たのであった!!


何のためらいもなく部屋に入ると、飲み物を頼みだす工場長。

そして、食べ物をたべながら、



「いやぁ~、うちの娘が迷惑をかけたみたいだなぁ!」


笑いながら謝罪する工場長にたいして、

俺達はどのように言っていいのか分からずにもぞもぞするだけであった。


そのやり取りを観ていた柊は、何が起きたのかが分かっていないため

工場長に尋ねて、あらましを聞くのであった。


聞いた柊は首をひねるばかりで、驚いた様子がないのだが・・・


まあ、疑問に思って驚くところまでたどり着いてないのかな?


・・・とりあえず・・・


俺達3人の恋はコレにて終了したと・・・


なんだろう・・・


今回の傷は思った以上に深い気がする・・・


あ、あんなに可愛かったのに・・・


男だったなんて!!!っていうか、

それだと他にも女装している男子が学校内にも紛れ混んでるんじゃないないのか!?


しばらく疑心暗鬼になってしまったのは言うまでもない・・・



・・・2人だけの話・・・


「工場長・・・それウソですよね?」


「ああん?何がだ?」


「娘さんが男だったって話。」


「・・・どうしてそう思うんだ?」


「え?だって、ナプキン持ってたじゃないですか。」


「・・・いつ見た?」


「いや、昼休みに化粧ポーチを取り出して、

 トイレに行こうとした時に、カバンの中で、化粧ポーチを開いて、

 中身の確認をして、トイレに行ってましたけど?」


「・・・細かいところまで見てるな・・・。」


「まあ、それだけじゃなくて、作業中のブラのラインとか

 細かいところを言い出したらキリがないんですけどね。」


「・・・そのことをこいつらに伝えないのか?」


「ええ、だって気づいてない方が悪いでしょう?

 それに意図があってやったのなら、それを俺がバラすのはフェアじゃないでしょう。」


「友達がこんなに凹んでるのにか?」


「・・・恥人なだけですから・・・。

 それにそんなことを言わないといけない何かがあるかもしれないんだから、

 それを言う気にはなれませんよ。」


「実は・・・うちの妻は・・・男装家なんだよ。」


「・・・え?」


「まあ、何度か娘の彼氏を家に連れてくるんだけど、

 その度に妻を見て、驚いたり、笑ったりするからな・・・。

 そのためにまずはそんな偏見のない男性を選びたいんだとよ。」


「・・・じゃあ、この3人はアウトですね。」


「ああ・・・。

 柊、お前は動じそうもないけど、どうだうちの娘は?」


「・・・工場長が付いてくるなら、遠慮します。」


「俺かよ!?」


そう言いながら大笑いをする工場長。



「今度の連休もバイトを募集するけど、来るか?」


「ええ!日給もいいですし、行きます!!」


「こっちも人手が増えて助かるよ!

 ただ・・・まあ、この3人は来てくれるかな?」


「・・・こいつらのやる気を出させるために娘さんをバイトさせましたよね?」


「ちょっと追加注文が入ってな!」


「・・・絶対に娘さんはいらないです・・・。

 娘を餌にするようなお父さんが付いてくる何って・・・・。」


「そうか?俺は柊のことは気に入ってるのに!!」


この2人の会話は、ほかの3人には聞こえておらず、

ただただ呆然としている3人だった!!


残念!!


チャンスがあったのにね!!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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