野球スパイク製作のバイト ~5~
土日を挟んで、また月曜日を迎えて、俺達はまたやる気を満たして
工場へと向かうのであった!
こんなに・・・
土日が疎ましく思ったことは今まで一度もない!!
土日は工場も休みであり、
当然そうなんると娘さんには会えないだから!!
それは俺だけではなく、藤本や北谷も一緒であるようで、
「いやぁ~、やっと月曜日やな!!」
「ああ!!これでまた会える・・・いやいや、働けるな!!」
・・・隠す必要があるか?
もう俺達3人の思いはバレバレなんだから!!
「・・・もういいじゃね?会えるのが楽しみなんだろう?」
あ!?柊が俺の思っていたことを藤本に言うのである。
「ば、馬鹿なそんな下心なんて・・・。」
「はいはい、別にいいから。
まあ、俺はお前らがやる気を出してくれたらいいから。」
そう言って、工場へと向かうのであった。その間、
「いやいや、働くことが有意義だからだぞ!」
言い訳がましい言葉をずっと藤本がずっと言うのであった。
・・・何でこんなに言い訳するのかが不思議だ・・・
しかもバレバレの嘘で・・・
「おはようございます!」
爽やかな笑顔で俺達を迎えてくれる娘さん!!
「おはよう!!」
「おはよう!!」
藤本と北谷はさわやかに挨拶をしつつ、
娘さんに近寄って行き、話し始める。
こいつらには負けてられない!!
「おはようございます!」
そう言って、俺もその中へと加わっていく。
ここからの濾す5日間、3人で娘さんと何とかして
距離を詰めようと必死で会話をする俺達!!
ただ、働いている時間は話していると怒られてしまうため
10時と15時の休み時間、更には昼休みと
休み時間にすぐに娘さんに近づいて、話しかけるのであった!!
俺達3人必死であるのだが・・・
正直・・・
手応えはある!!
けど、それは3人ともがあると思う!!
俺から見ても誰かが抜き出ているような気はしない!!
・・・
だけど、俺が劣っているという気もしない!
ならば・・・
最終日に告白をするか!?
・・・
それはちょっと飛び過ぎか・・・
なら、食事に・・・は、ちょっと無理だな・・・
ならばデートかカフェにでも誘って・・・
綿密なスケジュールを感が得なくてはいけないな・・・
っていうか、こいつらも絶対に同じことを考えている!!
ならば!!
まずは俺は誘って、どこに行くのかは後から考えよう!!
月曜日の帰り間際・・・
「「「あの・・・。」」」
3人の声が揃うのであった!?
そして、三人の目があう!!
ああ・・・
こいつら絶対に同じことを考えていやがる!!
だから、今誘おうとしたんだ!!
同じタイミングで声がハモるなんてそれしかないだろう!!!
3人が交わす視線の間には火花が飛んでいるのだが、
そんな険悪な空気の中で声を出しのたのは予想外のひとからであった・・・・
「最終日・・・
皆さんでご飯食べに行きませんか?」
「「「・・・え?」」」
またしても俺達はハモるのであった・・・
それもそのはず!
だって、俺達が誘うと思っていたのに逆に誘われるなんて!?
「いく!」
「ああ!いこう!!」
「うん!」
すぐに3人がOKの返事をする!
ただ・・・
「俺は別の用事があるから、ごめんなさい。」
柊がそう言って断る。
まあ、柊は家庭教師があるから断るのは当然か・・・
っていうか・・・
悪い顔してるぞ2人!!
北谷!
藤本!!
顔を隠せ!!!
イケメンの柊が来ないことをそんなに喜ぶな!!
「し、仕方ないよな・・・・。」
「まあ、忙しいしな・・・。」
2人がそんなことを言うのだが・・・
口元!
口元を隠せ2人とも!!
笑みを隠せよ!!
なんだ!その笑うセールスマンみたいな笑みわ!!!
絶対に喜んでるだろう!柊が来れないことを!!!
まあ・・・俺も・・・喜んでいるのだが・・・
「じゃあ、4人で行こうか♪」
藤本の言葉にみんながうなづき、最終日に飲みに行くことになったのであった!!
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。