野球スパイク製作のバイト ~4~
木曜日にそれは起こった!!
「おはようございます!」
そう言いながら、俺達四人が工場に入って行き、
いつもの作業場へとむかっていくと・・・
「おはようございます!!」
そこには髪を一つにまとめた娘さんがいたのであった!!!
「な、なんで!?」
俺も北谷も藤本も驚いた声を上げてしまう!
だって、彼女がここにいる理由が分からないから!?
「今日からうちもここでバイトしますんで!!
宜しくお願いします!先輩方!」
「え!?何で、同じ年なのに先輩!?」
「だって、ここに来たのは皆さんの方が早いですもん!」
「じゃ、じゃあ、俺達が先輩か・・・。」
ニヤニヤが止まらない俺達・・・
一緒に働けるし、娘さんからは俺達のことを
“森永せんぱい!”
って呼んでくれるんだ・・・
何か・・・
そそるんですけど!!
っていうか、やる気が倍増です!!
よーし!やるぞ!!!
そう思ったのは俺だけではないだろう・・・
明らかに俺達のペースは速くなっていく!!
しかも・・・
「これ・・・どうすればいいですか?」
そんな風に尋ねられたら、応えるしかないじゃないか!!
たびたび聞いてくる娘さんに俺は・・・いや、3人は必死に答えようと
職人さん達に俺達が聞きに行くのであった・・・
そして、技術も上がってきた俺達はドンドンペースが速くなっていき、
16時頃には今日のノルマ分を終えるまでに至っていたのであった・・・
そしてその次の日も同じようにドンドン仕事がはかどっていき、
更に10分早く仕事をすべて終えるのであった・・・
「こりゃ~!ノルマを増やしても全然大丈夫だなぁ~!!」
「お、オトン!!」
工場長のビックリ発言を制するように娘さんが止めようとするのだが、
「「「全然大丈夫です!」」」
俺達三人は答えるのであった!!
っていうか、今の俺・・・まあ、俺達なら多少ノルマが増えても
余裕で終わらせることが出来だろう!!
その自信がある!!
何より彼女も少しずつ良くなってきて、
彼女も戦力として数えれるのなら、全然仕事を増やしてもらって大丈夫です!!
「いやぁ~、頼もしい奴らだな!!」
大声で笑いながら、嬉しそうな工場長は、
じゃあ、早速数量を調整をしてくるかと言って、
来週の数量予定を変えるつもりでいるらしくて、
事務室へと向かって行ったのであった。
「みなさん早くてびっくりですわ!」
「いやいや、あなたも随分上達したよ!」
藤本が娘さんを褒めると照れたような表情をする。
その仕草が・・・
また可愛い!!
俺の心がぐっと掴まれるたんはいうまでもない・・・
そんなことを思っていると、
「今日ご飯でもどう?」
藤本が娘さんを誘う!?
だけど・・・
「うちの家は、父と一緒に夕飯を食べなきゃいけないんです・・・。
だから・・・ごめんなさい・・・。」
・・・そんな家があるのか!?
思わず驚いてしまう!!
が・・・
「そんな決まりのある家もあるよねぇ~。来週も宜しくね。」
なぜか、柊が返事をしてここで俺達はかえることになったのであった・・・。
ちなみに藤本と北谷は呆然としていたのは言うまでもない・・・
「え?・・・え?」
それ以上の言葉が出ない藤本。
「・・・まじで?」
驚く北谷であった。
まあ、2人が驚く理由もよくわかる!
だって、家の決め事って・・・
そんなのがあるのか?!
なかなか各家庭のルールは色々あるんだな・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。