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学習塾(JK) ~13~

その後も、2回ほどデートをするのだが、

告白するチャンスは訪れることはなかったのである・・・


一度は、食事を終えていよいよというところで、

両親から電話がかかってきて、帰ってしまった彼女。


もう一度は、今度は同じようにデートをしていた藤本君達と遭遇して、

なぜか一緒に過ごすことになってしまったのである・・・


結局2人で帰ってしまって・・・


だが!!


それでも次の休みに一緒に映画を観に行く約束をしたのだ!!

最初は映画は渋っていた・・・



「私、映画はそんなに見ないですし・・・。

 それなら、食事とか買い物とかの方がたのしいんですけど・・・。」


「まあ、たまにはいいじゃん!

 いつも買い物ばかっしてると違うデートもいいんちゃう。」


「だけど・・・。」


そんな風に渋る彼女を何とか説得して映画を観に行くことになった!


まあ、気分を変えてっていうのもあるが、

彼女とデートをするたびに数万円の出費をしており、

すでにこっちも金欠に近い状態になっていたので、

その苦肉の策だ。


映画もその日であれば、学生は半値で観れる日なのを調べている!

少しでも出費は抑えないとな・・・


そして、いよいよ、映画を観に行く日になったのだが・・・



「やっぱり、外で遊んだ方が・・・。」


「いいじゃん!映画で!俺もせっかくだから観たいんだよね~。」


最後まで渋る彼女を何とか映画館まで連れていくのであった。


選んだのは甘ったるいほどの恋愛の映画であり、

きっと彼女も気に入ってくれるはずだ!

そして・・・・


この映画を観た後で・・・


俺は告白するんだ!!


指定席であるため、すでに指定を済ませていて、

本当に低い確率でしか、誰かと遭遇することはない!!


もう誰にも邪魔はさせないぞ!!


映画館についても渋る彼女を連れて、

映画館に入った時のことであった。



「お、お前!?」


急にそんな声を上げるスタッフがいたのであった!


誰か知り合いでもいのたかな?


声をだしたスタッフの方を見るが、彼の顔に見覚えはない。


だけど、こっちに近づいてくるスタッフに対して、

誰だろうな?彼の知り合いは?程度の認識でいたのだが・・・


いきなり彼女が走り出したのであった!?



「え!?」


全然、俺の頭が理解できないのであった。

ただ、走り出した彼女をスタッフが走って追うのであった。


あ!?


ようやく我に返った俺は、彼女が走った方向へと俺も一緒に走り出したのである。


ただ、そんなに走る必要もなくて、

すでにスタッフによって、彼女は捕まっているのであった。


ただ、俺は彼女の・・・彼氏ではないけど、親しい間柄なので

彼女の腕を思いっきり掴んでいる手を払って、

スタッフを睨むのであった。


ただ、そんな俺を一瞥して、スタッフの彼は、彼女に目を向けて、



「こいつが・・・


 次の金づるか!!」


怒声を彼女に浴びせるのであった。


・・・


え?


どういうこと?


金づる?って・・・


俺は思わず彼女の方を見た。

すると彼女は今まで見せたことがないバツの悪い顔をしていたのであった・・・


それは悪事がバレた時の子供の顔である・・・


そして、俺は悟ってしまうのであった。



「もしかして・・・君も?」


「ああ・・・俺はこいつのせいで貯金の100万を全部貢がされたんだ。」


「え!?」


驚きの金額を聞いてびっくりしてしまう!


100万!?


「い、いつから・・・」


「ほんの2カ月前の話だよ!!

 2カ月前までさんざん俺に金を使わせといて、

 いきなり連絡が取れなくなりやがったんだ!!」


・・・2カ月前・・・


ちょうど俺がバイトをしだして、

彼女が俺に好意を向け始めた頃だった・・・


いや・・・


違うのか・・・


新たな金づるとして俺に目を付けたのか!?


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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