学習塾(JK) ~12~
待ちに待った日曜日を迎える!!
それまでにも、俺は週に二回塾に入っているため
2回ほど彼女と話す機会があったのだが・・・
すでに俺の中では彼女は特別な存在であるため
授業中でも彼女の姿を目で追ってしまっていたのである。
目があうと彼女は小さいながら、
手を振ってきたりしたのである。
・・・絶対に彼女は俺に気がある!!
そう確信するには十分であった!!
そして、その確信をもって、今日のデートを迎えたのである。
結局、女子高生たちが一緒にいたせいで告白をすることはできなかったのだが、
今日こそは・・・
今日こそは必ず告白してみせる!!
待ち合わせ場所に立っているとすぐに彼女はやってきた。
「遅くなりました!」
「いやいや、全然遅くないで!
だって、まだ待ち合わせ時間の10分前やん!」
「だけど、北谷先生はすでにいるじゃないですか!」
「俺ははよ来ただけやから。それよりもじゃあ、いこうか?」
「はい!!」
嬉しそうな笑みを浮かべて、歩き出した。
「それでどこ行きたいん?」
今日は街で買い物をするからと聞いて、
遊園地とかにはいかず、
近場のショップに行くのである。
「あそこのモールに行きたいんです!
あそこなら一杯すきなショップがあるから。」
彼女の嬉しそうな笑顔が本当に・・・
好きだ!!
もう俺は完全に心を奪われている!!
はあぁ~、思わずため息が漏れてしまう。
こんなに可愛いなんて・・・
目的のモールにつくと嬉しそうに服を手に取っては合わせていく彼女。
そして・・
「どうですか?」
「似合ってると思うよ。」
「もう!そればっかりじゃないですか!!」
「いや、だって似合ってるって!」
こんなバカップルのような会話をしているのであった。
そして、いよいよ、服を選び終えたのだろうか、
ただ、3枚ほどの服で手が止まるのであった
「どうしたん?」
「うぅ~ん、決めきれなくて・・・。」
「全部買ったらいいちゃうん?」
「そんなにお金なんてないですよ!!
私は一応、高校生なんですよ!!」
「だったら、俺が買ってあげるよ。」
「・・え?・・・ええぇ!?」
驚く姿もまた可愛らしい・・・
「これでもバイトもしてるしね。」
そういって、3着を手に取りレジへと向かう。
一枚一枚は3000円ぐらいでお手頃なのだが・・・
結局一万が飛んで行った・・・
「・・・何か・・・いいんですか?」
「まあ、たまにだけどね。」
そういって、買って渡された紙袋を彼女へと渡すのであった。
「ありがとうございます!!!」
満面の笑みで俺から紙袋を受け取る彼女。
「じゃあ、ご飯に行きましょうか!」
「ああ。」
・・・まあ、彼女の笑みが見れるなら1万くらいどうってことはないか・・・。
俺は駆けるように歩く彼女の後ろついていき、
彼女が生きたがっていたイタ飯屋に行くのであった。
そして、そこで一緒にご飯を食べていると・・・
「「「「ああぁ!!?」」」」
・・・また、彼女の友達の一団に遭遇するのであった・・・
遠慮なく座ってくる彼女達・・・
というか、彼女と俺の間に入るような席位置をしてくる・・・・
俺はこれで確信するのであった・・・
たぶん、これは警戒されているな・・・
藤本君が言った通りだよ・・・
さてさて、どうしたものかな・・・
まあ、今日のところはこの4人の女子高生と共に一緒に食べるしかないよな~。
結局、この日も5人での食事となり、
その後も5人で過ごしたのであった・・・
告白する隙を与えてくれることなく・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。