学習塾(JK) ~7~
女子校に着いた俺達は、正門からチケットを渡して入って行く・・・
のだが・・・
そんな正門の前で・・・
どこぞのコンサートか?
って思う光景を目にするのであった・・・
何かって?
ダフ屋がいるのである!!
更には・・・
チケット買います!!と書かれたプラカードを掲げた男性までいるのであった!!!
・・・どんだけプラチナチケットなんだよ!?
・・・
俺がその光景を呆然と見ていると案の定警察官が来て、
そこら辺にいた男達は色んな方向へと散っていったのであった・・・
「こんなに人気があるとはな・・・。」
藤本君の言葉に俺も恐る恐る同意する・・・
確かに藤本君の言う通りだからだ・・・
たかだか女子高の文化祭!!
されど女子高の文化祭だ!!!
どれほどの男がこのプラチナチケットを欲しがるのかを実感するのであった。
そして、このプラチナチケットくれた女子高生の思いを改め、実感する。
俺は女子高に入ってから、彼女にメッセージを送る。
彼女の連絡先はチケットを貰った時に
付いていた小さな手紙に記載されていたのである。
“どこいいる?”
俺がメッセージをおくるとすぐに、返事が来る。
“家庭科室にいます!!”
“じゃあ、家庭科室に行くね。”
だから、俺もすぐに返事を返すのであった。
そして、正門で渡された校内地図を見て
どこにあるのかを確認する。
「ああ、ここか・・・。」
地図で確認すると少し離れたところになっていた。
?そう言えば、彼女って何部だったんだろうか?
過去に彼女と話した記憶を探っていくのだが、
部活について話した記憶は全くなかったのである。
まあ、家庭科室にいるってことは、料理部的なものなのかな?
まあ、行けばわかるかと思って、俺は家庭科室を目指していくのであった・・・
・・・
その道中・・・
俺は・・・
また見てはいけないものを見てしまう・・・
なぜだ・・・
どうして藤本君がいるんだよ!!
彼もまた地図を片手にどこかを目指していた・・・
というか、きっと俺と同じ場所に行くのだろう・・・
その時、藤本君も俺に気づいて驚いた顔を浮かべていた・・・
「もしかして・・・。」
俺が恐る恐る聞こうとすると、
「・・・家庭科室だ。」
「やっぱりか!!」
どうやら俺と同じところへといくようだ!!
一体なぜ俺達が一緒の場所に!?
なんか身の危険を感じてしまうのは気のせいなんだろうか?
・・・・
だが、ここまであとに引くことは許されない・・・
だから、俺と藤本君は一緒に家庭科室へと向かうのであった!
何だか、こんな時だからこそだろうか、
藤本君が一緒にいることがトコトン心強いのであった!!
そして、俺達は家庭科室にたどり着くのであった!
・・・一抹の不安を抱えて・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。