学習塾(JK) ~5~
告白をしようと考えていた俺に、そのチャンスは偶然すぐにもやってきた!!
彼女の女子校で文化祭をやるらしい!
そして・・・
「先生、今度のうちの高校の文化祭来てくれませんか?」
モジモジしながら恥ずかしそうに俺を誘ってくれるのであった。
これは・・・
断るわけにはいかないな!!
というか、このチャンスを逃したら、絶対にダメだ!!
彼女を作るのにはきっとこのチャンスが神の啓示なんだろう!!
「ああ、俺で良かったらいくで!」
俺は女子高生から誘いを二つ返事でするのであった。
それを聞いた女子高生は嬉しそうな顔をしなら、
「じゃあ、これ。」
そう言って、恥ずかしそうに俺にチケットを渡してくれた。
そしてそれだけではなくて、チケットの上には小さな手紙も付いていたのであった。
「じゃあ、また!
絶対にきてくださいよ!!」
そこまで話すとすぐに女子高生は事務室から出ていくのであった。
周りの先生も興味津々でこちらを見てくる。
「北谷先生、そこの女子高生って人気があって
その入場チケットはプレミアものなんですよ!!」
「そうなんですか!?」
「わかりました・・・
1万円でどうです?」
「え!?1万も出すって!?
そんなプレミアチケットなんですか!?
・・・いやいや、売りませんからね!!」
「チィ!!じゃあ、2枚までなら出しますけど?」
「いやいや、どんだけ女子高に行きたいんですか!?」
どうやら先生達の中でも行きたい人が多いらしい。
ちなみにここにいる先生達は全員大学で、みんな彼女なしらしい・・・
「何でこの塾に?」
その質問にみんなが声をそろえて応える。
「「「「「女子高生を目当てに!!」」」」」
うん!
みんな清々しいな!!
当然、おれもだけどね~!!
いやぁ~、こんなに人生が思い通りに行くなんて!!
俺は嬉しそうにそのチケットを財布にすぐにいれる。
ここに置いておいたら、みんなから狙われそうだからな!!
だって・・・
みんなの目が獲物を狙う目になっていることをひしひしと感じているもん!!!
・・・女子高の文化祭か・・・
いやぁ~こんなに楽しみなことは今までなかったぞ!!
だって、中・高と男子校にいた俺は、
女子と話す機会なんて一度もなかった!!
・・・いや、何こともないか・・・
ちょっと頭が痛いことを思い出してしまう・・・
そう言えば、今年に入って女子と話す機会があったな・・・
ズキン!!
頭に激しい痛みを覚える。
どうやら思い出すのを拒否しているようだ・・・
俺は暗い記憶を完全に抹消して、
これからのバラ色の人生を思い浮かべるのであった!!
そのせいか、俺はここからしばらくはウキウキしており、
完全に浮足立っていたのである!
その状況にあったっためか・・・
「北谷・・・ついにこいつも頭をやられたか・・・。」
と大学の友達からは言われるようになったのであった・・・
違うから!!
女子高生の彼女が俺に出来そうだからな!!
お前ら!!
JKの彼女が俺に出来るんだぞ!!
はぁ~・・・
文化祭で告白するか・・・
俺はその決意を固めるのであった・・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。