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藤本のバイト ~1~

日雇いのバイトはしんどいですな・・・

それは4月も終わりに差し掛かってきて、

みんながGWの話題をしている時であった。


俺は何とゴールデンウイーク最終日ではあるが、

女子と一緒に食事に行くことになっていた。


これは・・・


これこそは・・・


デートだよな!!!


2人きりでご飯を食べに行くのだから、

間違いなくデートだろう!!


楽しみなことが待っていると思うだけで、

気分が上がってしまう。

ただ・・・


心もとないのが懐である。


どうしようかと考えていると・・・


そういえば、柊が日雇いのバイトをするとか言っていたな・・・

それを思い出して、夜に柊の部屋を訪れる。



「なあ、柊、お前はゴールデンウイークは帰省しないんだったよな?」


「ああ、運転免許が欲しいからゴールデンウイーク中は日雇いのバイトをしようと思ってるよ。」


「そうだったよな・・・。それで、俺も日雇いにやりたいんだけど、

 大丈夫かな?」


「あ、そうなの?ちょっと待ってよ・・・。」


そう言いながら、スマホをいじっていた柊が、


「大丈夫みたい。俺と同じバイトが人手が足らないみたいだけど、

 どうする?やる?倉庫の棚卸だけど。」


「おう!任せろ!!」


こうして俺はゴールデンウイークで最終日のために

資金をゲットすることに成功するのである!!




柊と共に大学の近くにある倉庫へと向かう。


従業員の指示に従い作業をするのだが・・・


半端なくしんどい!!!


こんなにしんどいとは思わなかったよ!!


朝8時から夕方5時まで・・・


ちなみに俺のいつもの起床は・・・


8時30分!!


ギリギリまで寝てるタイプだ!!!


そんな俺が7時には起きて、7時50分には倉庫に着き、8時から作業をするって・・・


一応10時に15分ほどの休憩、

12時から13時まで昼食休憩、

15時にも15分の休憩があるものの

とてもじゃないけどしんどい作業である!!


一日目が終了して、


「また明日も宜しくね~!」


従業員の方にそう言われながら、本日の給料をもらう。

そうだ・・・明日もあるんだった・・・。



「柊、晩ごはんどうするんだ?」


「うん?あ、俺今から家庭教師だから。」


「そうか・・・。」


柊は働き者である。

夜は家庭教師を入れているとはな・・・


さてと、夕飯をどうしようかな・・・

学食はゴールデンウイーク中はさすがに閉まっているし・・・


それに俺の財布は今、潤っているしな・・・・


日雇いの仕事は給料はその場での手渡しとなっている。

8000円が財布の中にあるのだ・・・


ちょっとくらい使っても大丈夫だろう


そう思うと食べたいものがいくつも出てくる。

お昼は同じようにバイトに入っていた人達と一緒に回転ずしを食べたな。

魚を食べたのなら、明日のためにも肉を食べておくか・・・


決めたら俺の行動は早い!!


近くにある立ち食いステーキの店に行って、


「ヒレステーキを500g。」


いつもはリブステーキを食べているのだが、

今日は奮発してワンラック上げて、

更には思いっきり食べるために500gをチョイス!


出てきた肉とライスを食べながら、

ヒレステーキの味を堪能する・・・うまいな!やっぱり!!


よ~く食べた!!

満足して初日を終えたのであった。



次の日の朝だが、7時に柊に起こしてもらって、何とか遅刻せずにバイト先に行く。


ただ、ご飯を食べていないためか、力がうまく出ないのである。

空腹で倒れそうになりつつも、何とか無事に昼まで頑張った。


「藤本君、ご飯食べに行こうか。」


他の同僚たちと一緒にランチに向かう。

昨日もそうだが、柊はおにぎりを自分で握ってきていて、

それを1人で食べているようだ。


今日は日差しも強く、暑い!

そのためウナギを食べに行ったのであった。


うなぎを食べて昼からも頑張るぞ!!!


その日の作業が終わり帰ろうとしたところで、


「藤本君、みんなで夕飯食べるけど、行かないか?」


その言葉に俺は素直に従い一緒に夕飯を食べに行くのであった。

ちなみにこの日も柊は家庭教師に行くのであった。



こんな生活を4日程が経過した。

俺は6日間の予定のため、残りはあと2日である。


「今日は、藤本君と柊君はこっちで袋詰めの作業をしてもらえるかな?」


そう言われて、俺はこのバイトが始まって初めて柊と一緒に働くことになった。


俺と柊が連れていかれたのは作業台があるところで、

机の上にはセンスや指輪など色んなものがあり、

どうやらこれらの商品を袋詰めしていくようだ。


2人で黙々と作業をしていて、10時の休みを迎えたところだ。


「柊君!お疲れさま!」


そう言って、1人の女性が柊に近づいてきたのであった。


「あ、お疲れさまです。」


どうやら柊とは顔見知りらしい・・・


「お菓子あるけど食べへん?」


そう言って、柊にカントリーマームの小袋を渡していた。



「ありがとうございます。」


その時だった、



「君もバイト?」


俺にも声をかけてくれるのであった。



「はい!柊と同じ学校に通っていて、同級生です!」


「そうなんやー。じゃあ、賢いねんな~。」


そう言いながら俺にもカントリーマームをくれるのであった。

その後は柊と何やら小説の話で盛り上がっている・・・


その会話には俺は入ることはできない・・・


俺の愛読書は・・・


週刊少年ジャンプ!!


週刊少年マガジン!!


週刊少年サンデー!!


ヤングジャンプ!!


ヤングマガジン!!


あとは・・・ちょっとここには載せれない雑誌の数々!!


うん?


ああ、そうだ・・・


お姉ちゃんが色んな服装をしていたり、服を着ていない雑誌だ!!



休憩を終えるとそのお姉さんはそそくさと戻っていく。

そして、俺達はまた黙々と作業をするのであった。


12時からの昼休みなのだが、俺はまた外へ食事に行く。

すると、柊の元に先ほどのお姉さんと共におばちゃんたちが作業場に現れて、

お弁当を広げていたのであった。


なるほど・・・これで知り合ったんだな・・・


俺もこれに参加すればよかったのか・・・


明日はお昼を持ってこよう!!


そう決めながらお昼のために外に出る。


いつものメンバーで店を物色するのだが、

やはり時間帯の関係からどこも並んでいるのである。


だから、俺達はちょっとリッチなお店に入っている。

少しお金がかかってしまうが、時間を買うのと

今後のための経験と思えば安いものである。


ちなみに今日は中華でランチセット2800円をいただきました・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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