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学習塾(JK) ~2~

「それでな、今日来たんわな・・・。」


「おう!遠慮なく言ってくれ!」


「俺と藤本君共にハッピーになれるん内容やねん!」


「・・・新手の宗教活動か?

 それなら俺はお断りするが・・・・。

 ただ・・・


 藤本教を作るなら話は別だ!!」


「そんなんちゃうわ!

 ってか、そんな怪しい宗教なんてつくらへんわ!!」


「何で怪しいんだよ!?こんなに健全さが漂いそうな名前の宗教じゃないか!?」


「怪しさしかないねん!!誰が入んねん!

 っていうか、藤本君が当主?になるん?」


「その場合は・・・・


 俺が神だな。」


「はい、ムリ。っていうか、一緒無理やから。」


「何で一生無理なんだよ!?」


「その顔?」


「疑問形!?」


「その身体?」


「・・・。」


「あとはその性格では無理だろう。」


「全部!全部にダメだししているぞ!!」


「せやで。」


「いや、当然みたいな顔をして!?いやいや、俺ほどの男が・・・。」


何か言おうとする藤本君を遮って、



「もうええって!話が全然すすまへんし!

 それで俺が持ってきたのは、

 スーパーの近くにある塾の話やねん!」


「・・・?それで?」


急に静かになったかと思ったら、真剣なかおつきになる藤本君。


・・・何やら藤本君の琴線に触れたらしい・・・


というか・・・


そんな所はやっぱり鋭いんだな!?


なんか、尊敬できるわ・・・


勉強も全然できへんのに・・・


俺はそんなことを思いながら、話の続きを藤本君にする。



「実はスーパーの店長からな、塾の先生が足りないって話になってな・・・・。」


「・・・女子生徒はいるのか?

 いや、まずは対象年齢は何歳からの塾だ?

 ちかくの高校の子らがメインか?」


・・・どんどん矢継ぎ早に俺に質問をしてくる藤本君。


俺はこんなに喰いつてくる藤本君を初めて見たような気がする・・・


授業中なんてこんな姿を見たことはない・・・


いつも寝るか、スマホをいじっている姿しか想像できないんだけど・・・


っていうか、あるか!?


女子の時にはある!!


この間の引っ越し屋さんの女の子と時もこんな感じの

ビックリするくらいの食いつき方をしていたな!?


・・・


こいつの活動のエネルギーは女子もしくはエロだな・・・


今回の件には本当にちょうどいい人材だな・・・



「近くの高校生も対象やねん。

 基本的には中学校から高校前を対象とした塾やで!」


「それで女子生徒数は何人だ!?

 中学生もか・・・3年生は・・・ギリギリストライクゾーンだが・・・

 1,2年生から声をかけられてもな・・・

 今からどうやって断るかをしっかりと考えていないとダメだな。」


・・・


何でこいつはすでにバイトで入ることが前提となっているのだろうか?


・・・


よく柊や森永君はこいつと一緒にいれるな・・・


ちょっと恥ずかしくなるレベルの男だぞ・・・


っていうか、中学3年生がOKって・・・


犯罪じゃないか?


お巡りさん!ここに!ここに犯罪者がいます!!


そんなことを思いながら、この話をふっていいものか考えてしまうのだが、

ここまで話してしまったのだから、今更なしにはできないだろう・・・



「それでもう話は見えてるようやけど、

 塾の先生の枠があってな。それでどうかと思ってん?」


「いこう!!」


力強い返事をしてくれるのだが・・・


どうしてこいつはバイト代とかを全く聞くこともなく承諾しているんだろうか・・・



「いや、まだ諸々の条件の話してへんけど・・・。」


「バカか!北谷!よく考えてみろ!

 まだ若い、才能に溢れた子達を教える・・・

 こんな尊いことをするのは当然だろう!!

 お金なんて二の次だ!」


「・・・せやったらいいけど・・・。」


実はこのバイト時給がちょっと安いため

かなり不人気なバイトなのだ・・・


だから、先生も集まらなかったのだが・・・


まあ、藤本君がやる気になってるのなら

ここであえていわなくてもいいだろう!


俺はそれ以上の説明をすることなく、

一緒に塾のバイトの面接の約束を取り付けるのであった・・・


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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