表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/225

引っ越し屋さん ~4~

そんな屈辱的な言われようをしていたら、



「やっぱり柊君!!」


急に隣のテーブルから、俺達との境目に立てられていた区切りの板を

乗り越えて顔を出してきた女の子がいたのであった!!!


俺達の視線は一斉にその女の子へと注がれるのであった!!


俺のスカウターはすぐに反応する!!


顔は上の中!!超レベルが高い!!


身長は・・・ちょっと小柄か?あの区切り板からギリギリ顔を出せるくらいなのだから!


髪は完全な茶髪!!


ロングの茶髪だ!!


・・・くっそ!!区切り板がじゃまで、スタイルの判別が出来ないじゃないか!!!


だが・・・


ありかなしかで言えば・・・


ありだ!!顔しか見えないけど!!!


俺がスカウターを通じて、そんな判断をしていると

当然周りの男達も同じような判別をしているのだろう・・・


みんなが熱い視線をその子に注いでいるのが、俺の位置から見受けられた!


そんなことを考えていたせいで俺は一瞬次への行動が遅れてしまった!

その隙をつくように俺よりも一段早く動く者がこの中に居たのである!!



「柊!この人は誰なん?」


柊に聞く北谷。

そして、その行動は柊に対してだけでは終わることなく・・・



「初めまして!!柊の友達をしています、北谷って言います!!」


何とその女子にまで声をかけるのであった!!


しかも爽やかに手まで振る行為までつけてきやがる!!


何を媚なんか売ってんだよ!!


その行動を見た俺は、こんなところで後れを取ってなるものか!!!



「おう!!俺は藤本っていいます!!

 まあ、柊とは、俺がいつも面倒を見てやっているような関係です!!」


そう言いながら、俺のステキなスマイルを彼女へと送る。

その笑顔を見たせいか、一瞬びくついたような気もするのだが・・・


あれは・・・素敵すぎて身構えたんだろうか?


・・・・


そうに違いない!!


きっとそうなんだな!!


よし!これで俺は一歩リードだ!!


北谷には後れを取らんぞ!!


更に俺のこの自己紹介に便乗する森永や他の男子の面々。

人の自己紹介に便乗するなんて、何て汚い奴らだ!!

恥ずかしくないんだろうか!!


そんな俺達からの挨拶を受けてか、



「・・・何かみんな元気だね。」


そんな言葉を柊へと投げかけるのであった。



「・・・バカの集まりだからね。」


「あははは!いいじゃん!馬鹿でも元気があるんならさ!」


大笑いをする女子。


・・・減点だな・・・


あんなに大きく口を開けて笑うのは品がない!!


今後、俺と一緒にいるためにアレは矯正しなくちゃな。


そのことを頭のメモに残しながら、

俺は彼女と柊の関係を聞く!



「それで、お二人はどういった関係で?」


その言葉に反応したのは、柊で、



「今、バイトしている引っ越し屋さんで、同じタイミングバイトしている子だよ。」


そう言って、俺たちに紹介てくれたのであった。

柊の言葉を引き継ぐように、自己紹介をしてくれた女の子。


今年高校を卒業したばかりの女の子で、年齢的には俺は浪人しているため2つ下の18歳!!


・・・まだまだ青い果実じゃないか・・・


それに今は、今度の春から入る美容の専門学校までの間、暇とのことだった・・・


ちなみに、地方から関西に来ているのだが、

それに合わせて親がマンションを一部屋購入して、

そこにこの春から一人暮らしを始めたそうだ!!!


・・・


優良物件じゃない?


親からの仕送りもあるけど、やっぱり自分でお金を稼がないととのことで

短期の引っ越し屋さんのバイトをしながら、

美容の専門学校に慣れて来たら、次のバイトを探すらしい・・・


考えかもしっかりしてるぞ!!!


よし!!


合格だ!!


俺の判定は見事にクリアした!!


だから、俺と付き合う権利を進呈しよう!!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ