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ピラフ屋さん ~1~

うちの大学の近くには評判のピラフ屋さんがある。

値段は千円越えの値段とちょっと割高な店なのだが・・・


それを上回るコストパフォーマンスだと思っている!!


山盛りのピラフが基本となっており、

それに唐揚げのセットやハンバーグ、焼き肉などをチョイスするシステムだ!


あとは気持ちばかりの野菜が付いているが・・・


ハッキリ言って、ここのピラフは2人で食べるようなレベルのモノであり、

実際にカップルできて、2人で1人前をシェアするような感じで食べているのを見ている。


だが、俺達は・・・


それぞれ別々のセットを頼む・・・


森永がハンバーグとピラフのセットを

俺はチキン南蛮とピラフのセットを頼む。


俺の注文を聞いた店員さんは・・・



「かしこまりました。少々お待ちください・・・


 藤本会長♪」


そういって、お尻をフリフリしながら店員さんが歩いて行くのを

俺と森永は食い入るように見送っているのであった。


ここのお店の特徴は、山盛りのピラフも一つの特徴だが、

それよりもより2つのことで有名となっており、

連日男性客が多入りなのである。


まずは先ほど上がった、俺が会長と呼ばれた理由なのだが!


これは最初このお店に聞いた時は、平社員から始まり、

1000円以上を払うとスタンプが一個貯まる


そのスタンプが2個たまると主任へと昇進していく。

昇進順番としては、


平社員→主任→係長→課長→副部長→部長→取締役→社長→会長


このようになっており、昇進に必要なスタンプは

2個たまればどんどんと昇進していくシステムである、


しかもこの昇進システムで会長になるとある特典がついてくるのである。

それは・・・・



「藤本か~い~ちょ~う~♪


 コーラーです♪」


そういって、俺の前にコーラーを置いていく店員さん。

これが会長になった場合の特典だ!!


好きな飲み物がタダで1杯だけ無料で提供されるのだ!!


し・か・も!!


店員さんがあんな風に名前を読んでくれるという特典付きだ!!!


・・・俺の失敗したのは・・・


名前を下の名前で登録するべきだった・・・


そしたら、あんなにかわいい子に毎回下の名前で読んでもらえたのに・・・


名前の変更は、また最初からと言われているので

出来ない・・・


ちなみに会長になってからもその地位を維持するために

1カ月のうちに2回は来ないといけない。


無条件で一カ月経過すると一ランク下がるようになっており、

それを防ぐためにスタンプ2個を持っておかなければならないのだ・・・



まあ、もう一つの特徴のために

ここに通う男性陣はものすごい数のスタンプのストックを持っているのだが・・


そう!


もう一つの特徴というのが・・・


店員さんのコスチュームである!!


白のTシャツ!


ただのTシャツではなくて、肌にピッタリサイズであり、

その身体のラインをハッキリと現す!!


それだけでなくて!!!


下着も透けて見えるのだ!!


まあ、店員さん達もそれが分かっているので

白のブラジャーしかつけていないのだが・・・


それでも中には、白のブラジャーにピンクのリボンが

付いたようなモノを着ている店員さんもいて

そのピンクが透けて・・・ちょっと興奮がおさまらないんですけど!!!!


それだけではない!!!


下半身はホットパンツだ!!


全員!!!


しかもピンヒールを履いての接客!!!


何て艶めかしい光景をここのピラフ屋さんは提供しているんだよ!!


しかも顔とスタイルの選抜があるようで

どの子も外れではないときた!!


それならどうする?


通うに決まっているだろう!!


1000円ちょい越えくらいなら、

通いやすい値段設定だしな!!


ただ、欠点もある!!


こんな店のためか、店はいつも激混みのため

一時間しかいれないのであった・・・・


だから、俺と森永はその一時間で出来るだけ店員さんを堪能していくのであった・・・


その姿をジッと目で追って・・・・


「っていうか、藤本通い過ぎだろう?お前、ここの店のこと知ったの

 先月の話じゃなかった?」


「ああ!先輩に連れられてきて初めて知ったよ。

 いや、まあ、店は知っていたけど、激混みだったからな~。

 そんなところで待ってられるか!!って思ったんだけどな・・・。」


「・・・それで今ではヘビーユーザーだと?

 一カ月で16回以上通ってるんだろう?

 すでに会長になったということは・・。」


「ああ!今は二日に一回のペースで通っているぞ!!」


「・・・太るぞ・・・。」


「俺なら多少太っても影響ないだろう!

 俺の魅力はそんなことでは落ちないからな!」


「・・・どんどん中年体型になるだろうに・・・。」


「大丈夫だ!!太ったら、運動すればいいだろうに!!」


俺の体の心配をしてくれる森永だが、

そうなったなら俺も運動すればいいだけだろう!

そんな風にタカをくくっていたのである・・・


そして・・・


俺は・・・


この一カ月間で、20キロの体重増を経験することになったのであった!?


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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