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パスタ屋さん ~5~

「・・・で、考えることは一緒か・・・藤本・・・。」


「・・・ああ・・・そうだな森永・・・。」


現在、あのパスタ屋さんで藤本と俺は仲良く同じテーブルに座っている・・・


・・・どうしてこうなった?


俺は授業を終えて、すぐにパスタ屋さんに向かった・・・


本当は昼に行きたかったのだが、キャンパス内であのミス阪大学を見かけたため

今日はお昼のバイトに入ってないなと判断して、

ちょっと夜になると高くなるのだが、夜に来ることを決断したのだ!


昨日の今日で藤本はいないだろうと思っていたのだが・・・


しかもすぐに授業を終えて真っ直ぐここに来たのだが・・・


まあ、同じ穴の狢は同じ発想しかしないのだろう!!


見事に行動が被ってました!!!


っていうか、藤本?お前最後の授業最後までいたか?


最初はお前がいることを見たけど・・・


終えたと同時に俺はすぐに教室を出たのに、

その時にお前の姿がなかったのは・・・


もしかして・・・このために途中で授業をふけたな!?


・・・こ、こいつならやりかねないな・・・



そして、バイトに入っていた坪倉さんから、

俺達が待ち合わせで来たんだと判断されて、

普通に藤本が座っていた席に案内されたのであった・・・



「よ、夜は昼みたいなセットはないんだな。」


「み、みたいだな・・・。」


挙動不審な俺達を周りはどう見ていたのだろうか?


同じ席に座っても大して話すこともなく・・・


注文は柊がいないこともあって、店員さんを呼んだにも関わらず

なかなか注文することができない・・・


藤本に関しては、そこそこの美人までだったら、

結構強気に行けるのに、なぜかある一定のレベルの美人になると委縮してしまう・・・


まあ、それもそれで失礼な話なのだが・・・


え?私、普通に話してるけど?って言われたら・・・


さて、今日は平日で休み明け、更には夜ということもあってか、

お客さんが俺達以外は少ない。


そして、坪倉さんが俺達の目的をしっているようで、

それとなく誘導しているようで、ミス阪大学が俺達の接客をしていくれていた!!


ありがとうございます坪倉さん!!


最初はぎこちなくしていたのだが、やはり時間と回数がその問題を解決してくれて

少しは会話が成り立つようになっていた!


おおぉ!!今日来て良かった!!!


そして、今日の会計を済ませて、外に出ようとした時である!


やっぱり・・・


俺達だけ見送りをしてくれる!!


ミス阪大学!!


どっち!


ねえ、どっちが気に入ってるかな!!


俺と藤本は無言でうなづきあう!


藤本は自分だと確信しているんだろう!


だけど、俺もここで引くわけにはいかない!!


だって、俺は・・・俺に気があると確信しているんだからな!!


その根拠は、さっきのおつりを貰う時!!


左手で、俺の差し出した手の下を支えてくれて、

右手で俺の掌に触るように置いてくれたんだもん!!


そんなの・・・


気がある人にしかしないだろう!!!


だから、俺は確信してるんだよ!!


俺に気があるってさ!!


さあ、どちらが声をかけるよ!!


っていうか、藤本、ミス阪大学に声をかけてくれ!!


俺に・・・


声をかける勇気なんてないんだからな!!


しかし、そんな俺の希望もむなしく、藤本が声をかけることはなく、

ただ、見つめあうだけの時間が過ぎていった・・


こ・・・


このままではまずい!!


焦る気持ちの俺!!


早く!


早く藤本!!!


それかミス阪大学!!


俺に声をかけてくれ!!!


そんな俺の切なる願いがついに天に届いた!!!


「あ、あの・・・。」


何とミス阪大学から俺達に・・・いいや、俺に声をかけてきたのであった!!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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