表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
134/225

パスタ屋さん ~2~

「2人ともメニューは決まった?」


「ああ!」


藤本はどうやら決まったようで、俺も慌てて、メニューに視線を落とす。


先に私て貰っていたのに、全然決めていなかったのだ!

柊は藤本からメニューを受け取って、すぐに決めたようで顔を上げる!


・・・決断力!!!


俺にはまったく持っていないものを柊は持ってやがるぜ!!


結局その後、数分後に俺はメニューを決めれたのだが、



「ご注文がお決まりでしたら、お伺いします。」


そう言って、俺達のテーブルに注文を聞きに来てくれた女子に俺は視線が行く。

そして注文をしようとするのだが・・・


その店員さんを見て固まってしまうのだ!!


何でって?


そんなの・・・可愛いからに決まっているからだろうに!!


案の定、隣の藤本も固まっていた!!


俺と藤本が同じ姿勢で固まっているのを見た店員さんが

困ったような笑みをこちらに向けてくるのだが、

それでも俺達2人が動くことは出来なかった。



「俺は日替わりのパスタセットをお願いします。」


「お飲み物がついてますけど、いかがしますか?」


「アイスコーヒーでお願いします。」


「かしこまりました。」


何事もなく注文する柊。

柊の注文を聞いた店員さんは次に俺達の方を向いてくれるのだが・・・


固まる2人!!


困ってしまう店員さん!!


そして、それを見かねた柊が、



「2人とも俺と同じでいいか?」


「「お、おう」」


何とか柊の助け船で注文という難関をクリアしたのであった!!

そして、また笑顔で俺達の元から去っていく店員さん。


止まっていた空気が動き出したように俺と藤本は肩で息をするのであった・・・



「なあ藤本・・・。」


「な、なんだ・・・。」


「美人って・・・


 時を止めるんだな・・・。


 新手のスタンド使いだ・・・。」


「ああ・・・。」


俺の言葉に同意してくれる藤本。ただ、



「お前らは、馬鹿か?

 何で現実世界にスタンド使いがいるんだよ・・・

 それに今までだって女子とは話してきただろう?」


柊が呆れたように俺達に声をかけてくるのだが、



「バカか!!あんな美人を俺は見たことがないわ!!

 そんな美人に会うと息すらするのを忘れてしまうんじゃ!!!」


「・・・何で逆切れ?」


「柊、みんながみんなお前じゃないんだぞ!!

 モテない男達に謝れ!!モテてすいませんって!!

 なあ、藤本?」


「いや、それに俺を加えないでくれ!」


「何でここで裏切るんだよ!?お前はどうあがいてもこっち側の人間だろう?」


「だが・・・


 今日で森永と一緒の人間であったことから卒業する!!!」


そんな宣言を力強くするのだが、



「・・・絶対に無理だな。」


柊の言葉に、俺も賛同する。



「お前は、どうあがいても無理だって!」


「ふ、気づいていないな!!あの女子が・・・


 俺に気があることを!!!」


「・・・熱があるみたいだし、とりあえず帰らせようか?」


「そうだな、ここで俺達に移っても困るしな。」


「ちょっと待てお前たち!!

 さっきの笑みを見ただろう!!

 アレは俺に向けられた笑みだからな!!」


「・・・どうしてそう思った?」


「だって、一番近くに居たのは俺だからな!」


「・・・座っている席が一番通路側なだけだろう?」


「バカか!!

 それを人は・・・


 運命というんだよ!」


「ちっちゃい運命だな~。

 それならどこでも発生するだろうそんな運命・・・。」


「いいや!俺だから発生した運命なんだ!!」


「・・・まあ、それで本人が幸せに思うんならいいけど・・・。」


「まあな・・・。」


「ちょ、ちょっと待て2人とも!何だその諦めた感じは!?」


「諦めてるから。」


「いやいや、これから始まる運命だからな!

 すぐに俺が行ったとこが本当だったって認めさせてやるからな!!

 覚えていろよ!!」


そんな押し問答をしていると坪倉さんがサラダを持ってきてくれて、

そこに何と柊が俺達のことを思ってかあの店員さんのことを聞いてくれるのであった!


柊さん!!俺、どこまでもついていきますから!!!


あにきぃ~!!!

気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ