表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/225

初詣:1回生 ~6~

「とりあえず、お参りはできたけど・・・。

 おみくじでも引いてみる?」


「あ、うん。」


すでに人混みはないだのだが、つないだ手は離れることなく、

そのままおみくじ売り場へと向かう。


今は、ゆっくりとしたスペースがあるため横に並んであるいているのだが、

ずっと横に並んだままである。


ああ・・・私の歩くペースに合わせてくれてる・・・


おみくじを引くと、



「あ、俺は大吉だ!」


そう言って、喜びながら中身を見て行く高田君。

ここら辺も今の彼氏とは全然違う・・・


昨日、彼氏と一緒に初詣に来た時のことである。


一緒におみくじを引いたのだが、大吉部分だけしか見ない彼氏。

まあ、それでもいいとは思うだが、そこで私は驚愕の事実を知る!



「おおよしって・・・何?」


だいきちが読めない彼氏は・・・ないな・・・


聞けば、妹がいて、いつも妹に読んでもらっていたらしい・・・


マジでない!


付き合って、2週間。


ライブではめっちゃカッコよかったけど、本当にそれだけの人だ。


・・・良かった、今日、合コンして・・・


それを痛感するのであった。


中身を読み終えた高田君に対して、私は、



「待ち人は?」


「すぐ来るって書いてあったよ。」


「そうなの!?実は私も・・・。」


そう言って、おみくじを高田君に見せるのであった。


そこには私も大吉と書かれていて、

何よりも待ち人が、


“すぐ来る”


そう書かれていたのであった。

思わず2人で笑い合う。

お互い“すぐに来る”っと書かれていたのだから。



「これが当たるといいんだけどね・・・。」


困ったような笑いをする高田君。

どうしてだろう?

私が小首を傾けたのを気にしてか、



「まあ、あんまり最近 人についての運がよくないからね。」


苦笑しながら私に説明してくれるのだが、

私の中ではますます聞きたいことが増えてくる・・・


それは・・・女子?


誰か周りに言い寄ってくる女子がいるの?


嫌なの?


・・・聞きたいけど聞けない・・・


だけど、ここにいるってことは彼女がいないはず!


なら、元カノかな・・・


悶々とした気持ちに陥りそうになっていると、

その私の気持ちが伝わったのだろうか、



「山川さんといると楽しいから。」


その言葉に思った以上にテンションが上がる!

私といると楽しいんだ・・・


だけど、私以外が近寄ってきているって事かしらね・・・


なら・・・


私がすることは・・・


2人で境内を歩いていると、甘酒を売っているお店を見つけの多で、



「高田君は甘酒飲める?」


「うん、飲めるよ。」


「私好きなんだ!ちょっと買ってくるね。」


「いや、それなら俺も行くよ。」


「それなら、あそこの屋台で別の食べ物を買ってきてくれないかな?」


「あ、うん。何か希望はある?」


「ううん、高田君に任せる。」


「分かった、じゃあ、買い終わったら、ここで待ち合わせで。」


「はーい!」


そう言って、私は高田君と離れて、甘酒のお店に行き、

2つの甘酒を購入する。


そして・・・


私のカバンから取り出した粉を入れるのであった・・・



「はい!高田君、甘酒!」


「ありがとう、いくらだった?」


「いいよ。これくらい、それならそっちはいくらだったの?」


高田君の手にはフライドポテトがあった。



「いいよ、これくらい。」


「じゃあ、私もいいよこれくらい。」


そう言って、お互い笑いながら、私は高田君に甘酒を渡したのだ。

それからしばらくすると、



「何か、どっと体が重くなってきた気がする・・・。」


「もしかして甘酒で酔ったりする体質?」


「いや・・・そんなことはない・・・はずだけ・・・ど・・・。」


「もうちょっとだけ頑張って!すぐそこに休める処があるから!」


そう言いながら、私は高田君に肩を貸して、歩いてもらう。


フラフラな足取りながら何とか進んでいく高田君。

私の指示に従って、ある建物に向かって行くのであった。



「あれ・・・ここは?」


自分が服を着てないことを確認している高田君。

私もその高田君の傍で裸で横になっていて、



「・・・覚えてないかな?」


私は布団に顔を隠しながら、目だけをだして高田君をみるのであった。


すぐにハッとした顔をする高田君。

どうやらここがどこで、そして私達が裸なのに気づいて何が起きたのかに

気づいたようで・・・



「・・・責任はとるよ。」


「うん・・・。」


私は破顔一笑で高田君を見るのであった。


既成事実成功


更には、高田君が薬で寝ている間に、

高田君のスマホを覗かせてもらった。


指紋認証をしていたけど、寝ている高田君の指があれば何の問題もなかった。


邪魔な虫が何匹かいるみたいね・・・


名前と電話番号をしっかりとメモした。


高田君に近寄る害虫は私が駆除してあげないとね♪


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ