表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
121/225

初詣:1回生 ~3~

「おみくじ引かない?」


「ええで。」


2人で手をつないでおみくじを売っている巫女さんのところへと行く。


可愛い巫女さんが箱を俺達の方へと向けてきて、

まずは俺が箱に手を入れて、おみくじをひく。


その後で珍獣がおみくじを引く。


その光景を見ていた巫女さんが、



「可愛らしい彼女さんですね。」


「いや、彼女じゃないですから!!」


思わず、すぐさま否定しまう!

いや、俺の言葉は正しいんだからな!


だって、付き合ってはいないんだし!!


するとその言葉を聞いた巫女さんは何を勘違いしたのか、



「あらあら、じゃあ、今日はデート?」


ニヤニヤしながら、巫女さんが尋ねてくる。


これ・・・きっとこの後俺が告白するんじゃね?って思われてへんかな?

・・・チラリと珍獣を見ると、珍獣もまんざらな顔をしている・・・


デートちゃうぞ!


そして、お前に告白なんかせいへんからな!


期待した目で俺の方をみるなや!!


おみくじを見ると・・・



「おぉ!大吉やん!」


思わず俺のテンションが上がる。

何か幸先いいんじゃないか!


するとそれを珍獣が覗き込んでいて、



「北谷君も!?私も大吉だよ!」


「へぇ~!!何て書いてあった?」


「ええっとね、待ち人は来る!すぐにくるって書いてある!!」


・・・


俺にどう反応しろいうねん・・・


珍獣こっちを入れしそうにみるな!


みんといてくれ!!



「良かったやん!じゃあ、俺の方は・・・。」


“すぐに来る”


俺もかい・・・・



「すごい!!私達2人ともにすぐにくるってよ!」


嬉しそうにはしゃぐ珍獣・・・


っていうか、気がついたら・・・


腕を組んでるんやけど・・・


しかも胸が腕に当たってるし・・・


チラチラと俺をみる珍獣・・・


何か言いたいことでも?


・・・俺は・・・ノーコメントだ!!


その後も一緒に屋台を見て回ったり、

屋台で食べ物を買って2人で食べたりしていた。


完全に・・・


デートですやん!


し・か・も!!


腕はくんだままですからね!!


どっからどう見てもデートですやn!!


言い訳なんて出来へんわ!!


だいたい境内を見て回ったのだが、

それでも誰とも遭遇することはできなかった。



「どうする?」


「どうしようか・・・でも・・・。」


そう言って、俺を上目遣いで見てくる珍獣・・・


どうした!?



「なんだか・・・疲れたね・・・。」


腕をぎゅっと一段と強く抱きしめてくる珍獣。

そして、珍獣は当たりを気にし始めたというか、

ある一点を見つめているのであった・・・


“ラブホテル”


こいつ・・・


一体何を考えてるのだ!?


誰がこんな珍獣と!!!


思わず珍獣と言おうとした時である、

珍獣が俺の耳元まで顔を近づけて、



「私の胸で大きくなってるね。」


・・・・き、きづいていたのか・・・


気づかれないようにしていたつもりなのに・・・


俺は愕然としてしまう・・・


どうして俺のは珍獣に反応しているんだ・・・・


な、なんで・・・


気がついた時には・・・


裸でベッドで寝ていた・・・


あ、あれ?


シャワーの音が止んで、出てきたのは珍獣だった。



「あ、起きた?」


そう言って、俺の傍まで来て、


「早かったけど、3回も頑張ってくれたからね。

 眠くなるのも当然だよ~。」


そう言って、また俺を寝かしつけてくれるのであった・・・


ああ、そういえば・・・


19歳になって数ヶ月・・・俺は一歩大人の階段を上ったんだ・・・


珍獣にリードされて・・・


珍獣・・・初めてじゃなかったんだね・・・



後日、元同級生から電話があって、



「することして、付きなわないとかないからね?」


そう言って釘を刺されたのであった・・・


19歳で初めての・・・彼女が・・・でき・・・まし・・・た・・・


グフゥ!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ