表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/225

初詣:1回生 ~2~

何で・・・こうなってん・・・


俺の横には珍獣がいる・・・


さっきまで集団で歩いていたはずなのに、

あまりの人数の多さにみんなと離れ離れになった・・・


だけど、そんな中でも俺と離れない女子がいた・・・


運命!?


そんな運命いらんねん!!


何で珍獣が横におんねん!



「みんなとはぐれちゃったね・・・。」


「そうやねんな・・・。」


・・・この珍獣・・・名前なんやった?


脳内フィルターが働いて、情報を受け付けるのをシャットアウトしててん!


受け入れてへんから、情報が入ってきいへんかったわ!!


とりあえず、他のみんなにメッセージを送るのだが、

誰からも返事が返ってきいへんし・・・



「とりあえず・・・初詣きてんやから、境内にいかへん?」


バラバラになって連絡が取れなくなったのだから、

ここで待っていてもいいけど、

みんなお参りをしそうだし、そっちに行った方が早い気がするな。



「うん!」


嬉しそうに珍獣が返事をする。

どんなに笑顔を向けられてもさ・・・


まったくときめきへんからな!!



「じゃあ、大学で知り合ったんや?」


「そうなの、私はは出身は東京でね。

 こっちにおばあちゃんの家があるから受験したんだ。」


「だから、標準語やねんな。」


「そうなのよ!

 こっちに来てビックリした!

 何かテレビで観ていた世界があるんだもん!」


「向こうにも関西人っていっぱいおるんやないん?」


「いるとは思うけど・・・

 だれも関西弁を話たりはしないかな~。」


「えぇ!?関西人でも?」


「うぅ~ん・・・

 あ!関西からきた子を思い出した!

 だけど、彼女も標準語を話してたよ~。」


「なんでなんやろ・・・・。

 別に関西弁でもいいと思うねんけどな?」


「やっぱり違う言葉を話すのが恥ずかしかったんじゃないのかな?」


「べつにええんちゃう?俺やったら、関東言っても関西弁やな。」


「うん!北谷君なら使いそう!!」


・・・


この珍獣・・・


いい奴だよ・・・


ちょっと、顔と体型が珍妙なだけで・・・


性格はいたって普通だ・・・


むしろ話をしていて楽しいし・・・


別に性格は悪くないな・・・


どうして・・・


どうして顔と体型ももっとまともにならなかったんだよ!!!


そしたら、俺は何の問題もなく受けれいていたわ!!


・・・悔やまれる・・・


結局、この珍獣と話しているとあっという間に本堂付近にまできたのだが、

一段と人混みが増して、俺と珍獣も離れ離れになりそうであった!!


すると、珍獣がおもむろに俺の傍に来て、


ギュウ


俺の右手を握ってきたのである!!



「離れ離れになりそうだから・・・ダメ?」


ああ・・・


確かに珍獣の言う通りで、

この人混みの中では俺と珍獣もはぐれそうだな・・・


だから、分かるよ・・・


頭では理解できるんだ・・・


だけど・・・


心が拒絶をするんだよ!!


ノー!!っと心が叫ぶんだ!!!


だけど、ここで断るとこいつはきっと傷ついてしまう・・・


ここまで話してきて、いい奴だし、優しい奴だということは分かっている。

だから、ここで俺を断っても何とか取り繕うだろうけど・・・


心で泣くタイプだよな!!


分かったよ!!


受け入れよう!!


珍獣、お前を!!



「いいよ。気いつけてあるいてな。」


「うん!」


嬉しそうな笑顔をする珍獣!

だけど・・・その笑顔もちょっと・・・


そのまま、2人でお参りをして、願い事をする。


“可愛い彼女ができますように!!”


いつもが5円だったのに今日は、今日だけは1000円を投げ入れた!


こんな珍獣じゃない、可愛い彼女が欲しいんです!!


切に願ってますから!


絶対に絶対に俺に可愛い彼女をください!!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ