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クリスマス:1回生 ~1~

男三人でしっぽりと・・・

「どうして、俺は森永の部屋にいるんだ・・・


 しかも!!


 クリスマスイブも!!クリスマスも!!!

 

 すでに2連チャンで森永の顔をみているしな!」


「いや、別にお前を呼んだつもりはないけど・・・。

 勝手にお前が来たんだろう?」


「・・・どうせ森永なら、クリスマスイブもクリスマスも

 部屋に思ったからな・・・暇だろう?」


「いや、俺だけみたいに言うなよな!!お前もだろう!!

 それに今日はもともと北谷と話をしていて、

 しっぽりと今後についての反省会をしようと話をしていたところだ。」


「ふぐぅぅぅ・・・、まだ俺は勝ちへの途中だからな!!

 それに、まあ、俺も今年は・・・いい成績は取れなかったからな。

 だから、2人のパーティーに参加してやろう!!」


「いつになったら勝てるんだよ!

 すでに今年が終わろうとしているのにまだ勝ててねえじゃねえか!」


「ちがう!今は、いざジャンプするために、

 時間をかけてためを作っている時間なんだよ!」


「・・・ジャンプできればいいけどな・・・。」


「出来るわ!!いや、ジャンプしてみせるわ!!今に見ておれ・・・。

 年が明けたらすぐにでもジャンプして見せて、

 バレンタインデーではチョコを袋一杯貰ってみせるからな!」


「まあ、まったく期待してないから!

 それいチョコレートを袋一杯って・・・

 完全に本命以外にも複数の女子を作るって宣言してるようなものじゃねえかよ・・・


 まあ、とりあえずもうすぐ来る北谷が来たら、

 男3人でクリスマスを祝おうじゃないか!」


「い、いやだ・・・。」


「じゃあ、帰れよ!」


「・・・それもいやだ・・・。

 1人で部屋にいると負けた気になってしまうし・・・。」


「いや、すでに負けてるからな!ここにいる時点で!」


「だからだ!一人で自分の部屋にいると、余計にみじめになるじゃないか!!

 だから、ここにいる!!

 すでにご飯代は払っただろう!!

 今夜はしっかりと元を取らねば!!」


「ああ、払って貰ったね。

 その分しっかり食べて行けよ、半額のケーキと半額のオードブルがそろそろ届から。」


「・・・半額って・・・。

 何か一層負けた気分になるのは気のせいだろうか・・・。」


「そうか?お得になったって思えるけどね?

 良かったよ、北谷のバイト先がスーパーでさ。

 半額シールが貼られたケーキとオードブルを確保してくれたんだし!

 3人で楽しく食べようぜ!」


「・・・ああ・・・。」


沈痛な面持ちで座っている藤本・・・


どうして、すでに負け組だということを納得しようとしないのだろうか?


勝ち組の柊も高田君もいない・・・


それがこのクリスマスだと言うのに、寮にいる藤本はどうあがいても負け組だ!


こういう面があるから、きっと今までの失敗も活かせないんだろうな・・・


そんなことを考えていると、部屋の扉がノックされた。

俺は立ち上がって、ドアを開けるとそこには北谷がおり、

両手いっぱいにケーキとオードブルを持っていて、


「こんなに?」


「いやぁ~、スーパーの従業員さんが、せっかくだからってご厚意で

 破棄する食品をいっぱいくれたんだよ!」


「そいつはラッキーだったな。」


「だろう?」


俺と北谷は食料が増えたことに喜んでいるのだが、

その後ろにいる藤本は“破棄”という言葉でより一層暗くなってしまっていた・・・


編にメンタル強いくせに、こんな時は本当にメンタルが弱いな・・・


・・・ちょっとめんどくさい・・・


北谷が持って帰ってきたオードブルを机に並べていく。

ブスッとしながらも準備を手伝う藤本。


それを俺と北谷が笑うのであった。


「さてさて、今日は負け組・・・

 いや、勝ちへの途中組のクリスマスパーティーを楽しむか!!」


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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