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学祭 ~一回生:屋台編 6 ~

バドガールだと!?

完全に要らない子として追い出された藤本と共に屋台をめぐるのだが、

俺と藤本の目にある屋台が目に飛び込んでくる。



「藤本・・・。」


「森永・・・。」


お互い目を合わせてうなづくのである。

その目には強い思いが込められていた!!


あれは・・・


あれこそは・・・


男のロマン!!


全男が泣いた!!


その姿を見て!!


俺と藤本は思わずその場から駆けだして、

行列を作っている屋台へと向かうのであった。


そこには・・・


男の夢がある!!


バドガールがいたのであった!!


そのミニスカワンピ!!


体にタイトなためピッタリと体のラインが出ている!!


おいおい!!


これだけで幸せを感じてしまうじゃないか!!!


ただ、その夢の時間も束の間で、バドガールは屋台の中へと消えていくのであった。


屋台は二つのテント分の広さとなっており、

側面には垂れ幕がされており、中が見えないようになっていた。



「何名様ですか?」


そう言って、お客を案内するのは普通の男子学生で、

どうやらバドガールは接客専門のようだ。



「どうする藤本?」


「むろん入る!それ以外の選択肢は男としてないだろう!」


「だよな!俺もその意見には賛成だ!!」


2人の意見が合致したところで、接客している男子学生に



「2名で!」


「かしこまりました。ただ、大変込み合っておりまして、

 店内30分での飲食とさせていただいておりますが、よろしいですか?」


「な、なんだって!?」


本気で驚く藤本に店員さんもちょっと引き気味になるが、

何とか笑顔での接客は続けていた。



「まあ、仕方がないだろう。」


俺達2人が並んだ後でもドンドン人が並んできていた。

もちろん男しか並んでないけど・・・



「・・・仕方がないな。」


ものすごい渋々といった感じで納得する藤本。

その気持ちは分からないでもないけど、

そこまで露骨に態度に出すとホントに必死感があって引くぞ!!



「当店、メニューは一種類のみで、必ずご注文していただくことになります。

 これに最初はワンドリンク無料で付いてきますが、

 その後の飲み物は別途料金がかかりますので。」


そう言って、その一種類しかないというフードの写真を見せてくるのだが・・・


唐揚げ&フライドポテト


・・・


さっきオーケストラ部で2人分を食べたメニューが記載されていた。


・・・また同じメニューなのか・・・


ちょっとげんなりしてしまうのだが、

俺も藤本もそんなので心が折れることはない!!



「大丈夫だよな、藤本?」


「愚問だ!!今なら、大盛料理でもチャレンジできるぞ!!」


俺達の決意はメニューごときでは変わることもなく、

2人分のフードとドリンクを注文するのであった。


注文は終えたのだが、まだまだ俺達の準備にはなっておらず

テントの横で並んで、自分達の順番が来るのを待っていた。



「なかなか寒いな・・・。」


「ああ・・・、だけどさっきのバドガールを見たら、俺は耐えられるぞ!!!」


藤本にはエロさえあれば、きっとどんな環境下でも耐えられるだろうな・・・


ちなみにバドガールだが、

どうやら売り子として、10分置きに屋台から出てきて、

客引きをしている!!


そして、そのバドガールを見た道行く通行人が

面白いように釣れるのであった。


・・・あれに俺達は釣られたんだな・・・


見事なフィッシングだ・・・


俺達は2度ほどそのフィッシングを・・・売り子の声掛けを見たところで、

ついに俺達の番になったのである。


高まる期待とともに俺はある懸念を抱いていた・・・


列に並んで2度見た売り子


更には俺達が列に並ぶきっかけとなった売り子が同じ人だったんだけど!!!


これは・・・


もしかして・・・


ダメなパターンなのでは!?


高まる期待と共に不安も高まってきてしまうのであった!


外れがバドガールの衣装を着ているなんて・・・


一気に吐き気がもよおしいそうだ・・・


俺がそんな心境であることを全く察していない藤本は

嬉しそうにテントの中へと入って行くのであった。


俺もそれに続いてテントの中へと入って行く!!


いざ!勝負だ!!


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

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